「財界」2012.01.24号

日本古来からの〝道〞の精神。自ら道を切り開け!

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

世界経済の大変動、日本においても産業再編成の波が

大きく押し寄せようとしているが、時代の流れに一喜一憂せず、

翻弄されず、自助努力の効く会社にならないといけない。

外柔内剛、鎧袖一触、根はしっかりと太く強く伸びている会社を目指す

システムセンターは高い技術力、スキルアップに注力してきた。

同社の髙松修身氏は「人の適性を見誤っては、

どんなに優れた人材でも活かすことができない。

それを見極める管理職の責任は重大である。

また、人生は自己責任。不満の原因は我にあり。

人生は待ってたらあかん、自ら道を切り開け」と手厳しい。

最重要にして不可欠である「人」の教育が明暗を分ける時代である。

また、「みち」という言葉を好み、よく使うのが髙松氏。

「道」とは、仁道であり、商道であり、武士道である。

人として守るべき道、企業人として精励すべき道、武士として恥じざる道。

いずれも現代人が軽視し、省みること少なくなった、日本人古来の美徳である。

有為の若い人を選び、彼らを会社の基礎となして脇を固め、

そして頂点には、「道」の深い意義を知り、

それを実践する行動力を備えたトップ層がいる。

「みち」という深い意味を根底におき、「高い技術」と「志」の

マッチングがシステムセンターの神髄でもある。

「道無き道」をゆく同社は、オールドベンチャーの雄として、

また新たなみちを開いていく。高月 髙月 たかつき タカツキ takatsuki takatuki kougetsu kougetu

「財界」2012.01.10号

環境激変の今こそ
創業者スピリット発揮のとき

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

「世の中は変わる。非常な勢いで変わってゆくのであるから、どう変わるかを早く見通して、

それに適応していった人間が勝ちである」(小林一三・阪急グループ創立者)

確かに経済環境は激変を繰り返し、その荒々しさは人々の予想を超える。

八〇年代後半からの資産バブルが終わるとともに日本は長期不況に落ち込んだ。

その後、十年以上をかけてようやく、バブルの呪縛から解放され株式市場も復調してきた。

この間、デフレが問題にすらなった。

ところがいま、これまでに経験のない種類の不況が押し寄せてきている。

「経営者の舵取りはこれまで以上に難しくなってくる。

過去に泥むような安易な経営ではたちゆかない。

変化を見極め恐れずぶつかっていく気迫が必要だ。

いずれにせよこれから我々を待ち受けているのは、容易ならざる荒波だ」と語る髙松修身氏。

創業者ならではの覚悟をもつ経営者として知られる髙松氏の言葉だけに、身が引き締まる。

予想のつかない変化に対応するには、スピードが必要だ。

意思決定の速さ、行動の速さ、フィードバックの速さ。

しかし、実は、これらはまさに髙松氏が得意としてきたところ。

この武器あればこそ、会社は成長してきた。

再び初心に帰り、創業者の勇猛果敢な挑戦者スピリットを発揮するときがきたようだ。

「財界」2012.01.03号

理念を濁らせることなく
人生目標と夢をもてる集団にしたい

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

今の時代を生き感じることは、IT社会の便利で合理的でしかも、瞬時に大量に情報が入ること。

それに、国際紛争やテロ、殺人、血の通わない心など、殺伐とした風潮が加わる。

何かが失われていると痛感する現代。バーチャルな時代。

現実と空想。人とロボット。人の匂いを感じさせない閉ざされた大企業。

今一度、人としての心の本質を見つめることが現代には、とても大切な問題ではないだろうか。

「本物技術」の追求をテーマに、スキルアップし一人ひとりの〝人間力〝と一糸乱れぬ盤石な

〝組織力〝を誇るシステムセンターは、名古屋のど真ん中に本社の陣を敷く。

その陣を束ねる髙松修身氏は、一日一生、日々を戦にみたて気を吐く。

礼儀と素直さを基調とした真剣勝負の毎日は、緊褌一番、筆舌に尽くしがたいが、

ただ一つ言えることは、〝輝いて生き生きしている会社〝であるということだ。

「人が集まって仕事をし、組織ができ、会社も育つ。

強い会社にするには、心を感じる事ができるトップの生き様・姿を見て、

素直な社員がついていき良き方向へ脱皮していく。

その結果人生目標と、夢をもてる人の集まりになっていく」(髙松氏)

確かに人と人、企業と企業も、計算ずくで人や会社とつき合うだけで、

そこに誠実さが欠ければ、メッキがはがれるのは、時間の問題である。

トップのカジ取り、教育、理念、生き様というものが社員に対する影響はとても大きい。

なぜ、〝輝き生き生きしている会社〝であり続けられるのか?

今後も注目し、追求していきたい企業のひとつである。

髙月、高月、たかつき、takatuki、takatsuki