「財界」2025. 4. 23号
〝痛み〞が分かる『人蕩(ひとたら)し』

システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
「人蕩し」というと人を思いのままに利用し、人を虜にしてしまうがごとく誤解されやすいが、
さにあらず。
たくさんの人々を味方にし信頼され、それを持って自分の思い描く事業の夢や目標を確実に達成する。
また「人」に自信やエネルギーを与えやる気を引き出す〝力〞をも秘めていなければならない。
懐もとてつもなく深い。
「一人ひとりが人間として持つ可能性は想像以上に大きくて深い。
それに対して畏敬の心を持って相手を信じ続けることも、これを開花させる大きな鍵です」(髙松氏)
特記すべきはそうした個性の輝きをどのような共通の目的に向かって〝協働〞に誘うかである。
要になるのは単なる私利を超えた志である。
しかし、志やビジョンは抽象的な夢物語や力のみの中では生まれない。
「痛み」を自分事とする感性とこれに応えようとする意志がその源である。
誰よりも「痛み」の分かる男であり「人蕩し」の名人だからこそ、このリーダーの生き方が
そのまま同社の結束に結実している。

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「財界」2025. 4. 9号
決断と覚悟

システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
大企業と中小企業の格差は広がり、企業間の優劣が覆い隠せないほど歴然と表れる時代となった。
新しい時代を迎え各個人がしっかりと身を守り鍛え「一人ひとりに何ができるのか」という
テーマに対峙している。
企業経営を通して自分は社会にどんな貢献ができるか。
常に自問を続けるシステムセンターの髙松氏は、「決断と覚悟」の連続の中で生きてきた。
理想を求めて身を張って生きる。常に緊張感を持ち続ける人生である。
同氏は経営について大学や専門学校に入り師について学んだというのではない。
学友や仲間と意見や考えを出し合って相互啓発をしてきたというのでもない。すべて独学だ。
「わたしには完成形はないのです。だから自分で考え続けなければならないところで生きてきた。
信条は〝すぐやる、必ずやる、できるまでやる〞です」(髙松氏)
その生き様には今がある。ムーブメントにはスタイルがある。
けっして〝ぬるい〞生き方からは発生しない圧倒的なエネルギーは、
内からのフィロソフィーの噴出である。
しかし、そこには必ず〝想いやり〞が同席しているのである。

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