「財界」2017.6. 20号

人にとっての豊かさの意味と
循環型社会とは

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

人間にとっての豊かさの意味とは何か。

また持続可能な循環型社会をどのように作っていくか。

そんな難しいテーマを前に人々は従来の生き方を見直す必要性に迫られている現代。

その現代社会では機械設備などのモノよりも、

知的財産を生み出すヒトの価値が高まっている。

ヒトという、とらえどころのない経営資源をどう活かすかが

これからの経営者の最重要課題でもある。

企業とは? 社会とは? 原点にかえり改めて考え、見据える必要がある。

人を大切にし「礼」に報いる「心」の経営姿勢を貫くシステムセンターの髙松氏は

『当社は社員一人ひとりが、やる気と素直さを持って仕事に注力できる会社環境を、

まず整えることからスタートした』と語る。

それは同社の明鏡止水(めいきょうしすい)な「焼酎」づくりにもにじみ出ている。

〝コンピュータ経営資源供給企業〞だけにとどまらない「心」を供給し発信するのが、

同社の神髄であるかの様に感じる。

0607

「財界」2017.6. 6号

仕事を「持ち込まれる会社」に
実践主義を貫き通せ

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

虎視眈々と未来を見据え実践主義を進めるシステムセンター。

しかし足元では「確度の高い情報」をキャッチし「最高の本物技術」で常にユーザーに仕える。

同社のいう「最高の本物技術」とは、グループ会社を業務ノウハウ別、

またはシステム環境別に細分化し、経済性や利便性、信頼性、

生産性などの向上を追求しユーザーの環境に応じて

フレキシブルに対応できるようにするものである。

そういう環境に対応しユーザーが外部に求める〝資源〞を提供して

システムの高品質化や業務効率の向上、TCOの低減などを実現するサービスだ。

光風霽月(こうふうせいげつ)にたとえられる同社、

髙松氏は「こちらから営業をかけ売り込み仕事を受注するのではなく、

お客様(ユーザー)から信頼されたよりにされる、

そして仕事を〝持ち込まれる会社〞にできないものかと

32年徹底して現場主義を貫き通してきました」と語る。

その一つの目標も形になってきたと実感するこのごろ。

しかし日々気を引き締めまた次の目標へとレベルマッチさせる。

組織力と人間力をもつ同社は、一歩一歩ていねいに一つひとつの目標に近づき

〝前へ前へ〞とつき進む企業である。