「財界」2019.2. 12号

「人情の機微」を知る上昇志向集団へと

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

システムセンターの髙松氏は人の話に熱心に耳を傾ける。

その姿は謙虚で、時には刺激的なユーモアをまじえながら応答し、時間のたつのを忘れさせる。

幼少の頃から厳格な父に、「男は後ろに引くな」と叩き込まれた。

高校を卒業後、鳳啓助氏の内弟子に。

NHKの漫才コンクール新人賞を受賞。

きびしい師弟関係の世界に身をおき、日々多くの人と出逢いいろいろな経験をしていく中で、

その場の一時的なお笑いだけでなく、日常的に人を笑わせる(幸せにさせる)ような

もっと深い人間の根本的なものに触れていくようになる。

8年間いた漫才界から身をひき、その後もたくさんの「人情の機微」に触れ、

1986年3月、名古屋でマンションの一室を借りて8人でシステムセンターを設立。

先頭をきって突っ走る髙松氏の背中に、人は何かを感じながらその背中を追っかける。

同氏が放つ不思議な魅力に一人、また一人と引き寄せられいつしか

盤石な上昇志向集団が生まれた。

どんな分野であれ「人情の機微」を知る同氏だからこそ自分自身のみならず、

周りの魅力をも引き出せるのだろう。

0607

「財界」2019.1. 29号

人の和の力が、組織に厚みと特徴を生む

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

他社とは違った特徴を会社の強い武器にするには? 

古来からの木造建築に仮託してこういう金言がある。

《塔組みは木組み/木組みは、木のくせ組み/木のくせ組みは、

人組み/人組みは、人の心組み/人の心組みは、

棟とう梁りょうの工人への思いやり/工人の非を責めず、己れの不徳を思え》

「塔組み」を「会社組織」におきかえれば、

木造建築の一本一本の木材の組み合わせが組織の一人ひとりの組み合わせと同じであるのが分かる。

「良材とくせ木を選り分けて用いるのでなく、

真っすぐな人間と癖のある人間とをうまく競わせ組み合わせていく。

つまり、いろんなタイプの人材を組織の中で活かす。

それぞれの違いを受け入れ調和させることにより、

より深い味わいを引き出す人の〝和〞の力によって、

組織に厚みと特徴が出てくるのです」(髙松氏)

時には癖のある人材を組織の中で活かすことも、経営トップが取るべき方策である。

「財界」2019.1. 15号

〝努力〞と〝ひたむきさ〞が人を動かす

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

成熟企業といえども、のんびり構えていたら突然、

情け容赦のない奔流に〝のみ込まれる時代〞がまさに現代である。

スマホ人気で急上昇する企業も多々あるが、

それが本当に長続きするかどうかは経営者の資質と事業のまじめさにかかわること。

だからこそ企業モラルを徹底させ、愚直なまでに〝人〞を大切にし

〝人〞を基調とするのがシステムセンターである。

〝ものごとは徹底してやれ〞

「ものごとを徹底してやるということは、やることに確信がある証拠。

やることに迷いがなく、やるときは徹底してやる」(髙松氏)

事業の発想や展開方法、人の登用の仕方にもそのポリシーが反映していて、

人を大切にすることを社是として、これを徹底する点でも迷いは一切ない。

人を根底において事業を開発していこうとする姿勢と発想に、その心があらわれている。

いつの時代でも〝人〞の経営が最後には勝つと信じている同社である。

「財界」2019.1. 1号

逃げない こびない ごまかさない

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

名古屋に本社を置くシステムセンターは、

「コンピュータ経営資源供給企業」としてその高い技術力と信頼性を基盤とし業容を広げている。

同社の強さの秘密はどこにあるのか。

その秘密を解く鍵は髙松氏の『逃げない、こびない、ごまかさない』という精神にあるようだ。

しかもこの精神が会社の根底にぶれることもなく脈々と根付いている。

取引先に対し正直な対応をするということから非常に大きな信頼を得、

安心感を与え仕事の依頼が増えていく。

その反面、相手が取引先であっても自分が正直な姿勢を貫いているという確固たる信念の下、

決しておもねることなく、譲ることのできない一線を守ることにより、

取引先との〝真剣味ある絆〞を維持している。

これがともすれば取引先の意向に押しつぶされていく企業が多い中で、

同社が健全な経営を押し進めていく原動力となっている。

また、髙松氏は社員一人ひとりがそれぞれのポジションで全力を尽くせる環境作り、

人の温もりと血のかよった強い組織作りにも注力している。

『逃げない こびない ごまかさない』――同社の非凡にして愚直な信条である。

「財界」2018.12. 4号

技術の前に人があり

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

人材育成のためには「あらゆる投資をおしまない」。

これがコンピュータシステム関連アウトソーシングを手掛ける

システムセンターの人材戦略の根源だ。

顧客に信頼される人材の育成こそ企業競争力の源泉。

同社であれば優秀な技術者育成に力を注ぐことこそ成長の要諦となる。

1986年名古屋で創業し東海地区から東京、大阪、中国・上海にも進出した。

だが創業はたった8名からのスタートだった。

その陣頭指揮をとりつづけているのが髙松氏である。

「新時代はソリューションがテーマだ。より新しい技術やノウハウだけでなく、

たゆまざる問題発見と解決策が提案できてこそ時代が求める技術者だ」(髙松氏)

そのためには特にIT技術を含め新時代の技術習得と技術者能力の開発が大切であり、

プロ技術者集団の育成にあらゆる投資を集中し顧客の期待に応えてこそ企業競争力は高まる。

技術の前に人があり、人の成長があってこそ技術力の成長がある。

それこそシステムセンターが成長してきた秘訣であり、守るべき理念だと言えるだろう。

「財界」2018.11. 20号

職場は「人生の道場」「仕事は人格」

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

情報管理体制は万全であろうか?

セキュリティシステムやハード面だけにどれだけ注力しても、

それを運用する人間の教育と管理の徹底した並行対策が行われない限り

情報の漏洩は絶対に防げない。

その危険から企業や人を守るためには、

ハード面だけでなく〝ソフト面〞すなわち「人」の教育と

管理の追求が最重要にして不可欠である。

人の心のひ・だ・ にまで届く関係、組織を誇るのがシステムセンターである。

社員一人ひとりが職場は「人生の道場」「仕事は人格」という認識を強く実感。

お互い切磋琢磨しパワーがよりふくらむゆえに、

盤ばん根こん錯さく節せつをものりこえて

解決していく利器として、組織力、人間力をもつ。

「職場は〝受け身〞の場ではない。自ら自己を〝成長〞させる場。

自己の創造は生き方の追求から生まれる。

そういう根本、人の最も基本であるものを大切にできる組織にしたい」(髙松氏)

こうしたトップの志向を深きところにある根とし、

幹は成長、葉は繁る。同社はそういう会社である。

「財界」2018.11. 6号

モノを失えば、小さく失う 信頼を失えば、大きく失う
夢を失えば、すべてを失う

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

経営には、さまざまな問題や危機が大なり小なりおこりえるもの。

熟慮断行を旨としている髙松氏のリスクヘッジは、目を見張るものがある。

十分に時間をかけた上で思い切って実行するその行動力には

〝スピード〞と〝異・ ・大な発想〞、それに強い信念が伴う。

常に社内、社外、同業他社、モノのトレンドには敏感で、

その洞察力を強力な武器とする。

鳥の眼では俯瞰から大きく急所をとらえ、虫の眼で人の心の機微までをも逃さず、

魚の眼で潮の流れ、すなわち中期ビジョンを察知する。

そのバランスが、自然とリスクヘッジにもつながるのだ。

「あきらめたらすべては終わり。自分であきらめた瞬間からどんな小さな夢もかなわないものになる。

成功者とそうでない人の違いは、あきらめなかったか、あきらめたかの違いだけ。

最後に成功するのは成功するまで挑戦し続ける人である。

失敗したらもう一回やる。また失敗したらもう一回やる。

それでも失敗したら、またもう一回やる。成功するまで何度でもやるだけです」(髙松氏)

それが三十二年間守りと攻めをくり返したシステムセンターの基盤を作りあげている。

「財界」2018.10. 23号

真剣になると知恵が出る

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

日本経済には産業構造作り替えの大波が押し寄せている。

しかし、こうした時代の流れを横目に独立独歩、

自助努力の効く会社にしようと精魂を傾けてきた髙松氏。

その基盤を一言で言えば、髙松氏の「自分にも他人にも決して嘘をつかない」という精神が

会社の根幹として脈々と根付いていることである。

取引先に対し正直な対応をするという事から非常に大きな信頼を得、

安心感を与える事により仕事の依頼が増えていく。

その半面、相手が取引先であっても自分が正直な姿勢を貫いているという確固たる信念の下、

決しておもねる事なく守るべき一線を頑なに守ることにより取引先との真剣味ある絆を維持している。

ともすれば取引先の意向に押しつぶされていく企業が多い中で、

同社が健全な経営を押し進めている原動力がここにある。

「何事も中途半端はだめ。真剣勝負。商いの切っ先はどこまでも鋭く、深く。

ここぞと見極めたら間髪を容れずふみこむ。ここで必要になるのが経営者の覚悟です」(髙松氏)

「財界」2018.10. 9号

その人から〝感じるもの〞で動く

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

一九八六年、愛知県名古屋市で産声を上げたシステムセンター。

その最前線で常に陣頭指揮を執り、着実に拡大路線を成功させてきたのが髙松氏である。

元漫才師という異色の経歴の持ち主であり、

乱世から伸(の)し上がってきた創業者だけが持つ人間力を漂わす。

若い頃から独立心おう盛で早くから親元を離れ、

それ以後の破天荒なエピソードも数知れない。

企業経営という表舞台に登場したのは三十三歳の時だった。

社員を鼓舞し喜びを共にする経営者であり、しかも人を魅きつける磁場を発する。

彼の周りにはいつも有能な人材、エキスパートが集まる。

「僕はただその人から〝感じるもの〞によって動くだけ。

誰のまねでもなく自分の経営スタイルでやってきた。数字ではない。

感じ合えることで、その人との繋りに100%のエネルギーを使ってきたし、

これからも使っていく。変わることはないです」(髙松氏)

その人間を基軸とした信念こそ同社躍進の大きな牽引力である。

「財界」2018.9. 25号

「人に迷惑をかけない」「約束は守る」

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

既存の価値体系が崩れ去り手本のない時代、

正解のない時代といわれている現代においては

「強いリーダー」「夢を共感できる」という二つのキーワードが必要のように思われる。

システムセンターの陣頭指揮をとる髙松氏には

ピリッと一本張りつめた空気が感じられ、

一糸みだれぬ統率力をみせる。

髙松氏と接する人々はまずその破天荒さに驚き、

その気風(きっぷ)のよさに惚れ込む。

それは人生の苦労も人情も機微もかみわけた男が感じさせる〝人間力〞なのかもしれない。

「壁があったら自分からぶつかっていく。

ぶつかって生きていたら自分はまだいけると自信が持てる。

常に改革者の心でありたい。

ただしそこには、『人に迷惑をかけない』『約束は守る』という人間が生きていくための

重要な基本があると思っています」(髙松氏)

コンピュータのソフト開発という最先端の業務でありながらも、

人財の重要性を知り人情の機微を大切にしてきたのは、

やはり過去の経験が蓄積されて人生の軸を創ったからだろう。

人生の基本軸に徹底的に忠実であるからこそ「前向きに明るく」生きられるのかもしれない。