「財界」2022. 5. 11号

感じるもの

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

1986年、愛知県名古屋市で産声を上げたシステムセンター。その最前線で常に陣頭指揮を執り、

着実に拡大路線を成功させてきたのが髙松氏である。元漫才師という異色の経歴の持ち主であり、

乱世から伸の し上がってきた創業者だけが持つ人間力を漂わす。

若い頃から独立心おう盛で早くから親元を離れ、それ以後の破天荒なエピソードも数知れない。

企業経営という表舞台に登場したのは三十三歳の時だった。

社員を鼓舞し喜びを共にする経営者であり、しかも人を魅きつける磁場を発する。

彼の周りにはいつも有能な人材、エキスパートが集まる。

「僕はただその人から〝感じるもの〞によって動くだけ。誰のまねでもなく自分の経営スタイルで

やってきた。数字ではない。感じ合えることで、その人との繋りに100%のエネルギーを使ってきたし、

これからも使っていく。変わることはないです」(髙松氏)

その人間を基軸とした信念こそ同社躍進の大きな牽引力である。

「財界」2022. 4. 20号

道(みち)

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

世界経済の変動。時代の流れに一喜一憂せず、翻弄されず、自助努力の効く会社にならないと

いけない今、根はしっかりと太く強く伸びている会社を目指すシステムセンターは高い技術力、

スキルアップに注力してきた。

同社の髙松氏は「人生は自己責任。不満の原因は我にあり。

人生は待ってたらあかん自ら道を切り開け」と手厳しい。

また「みち」という言葉を好みよく使うのが同氏。

「道」とは仁じんどう道であり、商道であり、武士道である。人として守るべき道、

企業人として精励すべき道、武士として恥じざる道。

いずれも現代人が軽視し省みること少なくなった日本人古来の美徳である。

「みち」という深い意味を根底におき「高い技術」と「志」のマッチングが

システムセンターの神髄でもある。

「道無き道」をゆく同社はまた新たなみちを自ら切り開き、突き進んでいく。

「財界」2022. 4. 6号

「人に迷惑をかけない」「約束は守る」

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

既存の価値体系が崩れ去り手本のない時代、正解のない時代といわれている現代においては

「強いリーダー」「夢を共感できる」という二つのキーワードが必要のように思われる。

システムセンターの陣頭指揮をとる髙松氏にはピリッと一本張りつめた空気が感じられ、

一糸みだれぬ統率力をみせる。

髙松氏と接する人々はまずその破天荒さに驚き、その気きっぷ風のよさに惚れ込む。

それは人生の苦労も人情も機微もかみわけた男が感じさせる〝人間力〞なのかもしれない。

「壁があったら自分からぶつかっていく。

ぶつかって生きていたら自分はまだいけると自信が持てる。

常に改革者の心でありたい。ただしそこには、

『人に迷惑をかけない』『約束は守る』という人間が生きていくための

重要な基本があると思っています」(髙松氏)

コンピュータのソフト開発という最先端の業務でありながらも、人財・の重要性を知り人情の機微

を大切にしてきたのは、やはり過去の経験が蓄積されて人生の軸を創ったからだろう。

人生の基本軸に徹底的に忠実であるからこそ前向きに明るく、強い絆で結ばれた組織が

一丸となり進展していけるのかもしれない。

「財界」2022. 3. 23号

アリの一穴

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

企業は自己を防衛するだけでなく競争に勝ち抜いていかねばならない。

まさに何でもありの土俵で緊張感ある経営を迫られている。そんな時代だからこそ大事に至る前に

〝アリの一穴〞を逸早く探知する眼が重要となる。

穴が大きくなってから怒り心頭に発して地団駄ふんでも後の祭り、企業も人も一瞬でフッ飛ぶ時代、

誰もたすけてはくれない。

「基本的には〝この人は〞と想えばとことん信用し信頼し裸の付き合いが始まり仕事も任せます。

私は人にも自分にも嘘はつきません。唯一嘘といえるのは、人の言動でまだアリの一穴にも至らない

小さなものは気づいても気づかない振りをするくらいでしょうか(笑)」(髙松氏)

そのあたりのサジ加減はやはり36年にわたる経営の中での破天荒な体験や失敗から

生まれたものかもしれない。

髙松氏の「同じ失敗を二回繰り返さなければいいんだ、何も難しく考えすぎる事はない」

とつぶやく言葉は自分自身に言い聞かせているようでもあり、人の皮膚感覚にも響いてくる。

「財界」2022. 3. 9号

モノを失えば小さく失う。信頼を失えば
大きく失う。夢を失えばすべてを失う。

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

素早く深く、常に社内、社外、同業他社、モノのトレンドには敏感でその洞察力を強力な

武器とするシステムセンター。

緻密な情報収集力をもつアンテナがいつも張りめぐらされている。鳥の眼では俯瞰から大きく

急所をとらえ、虫の眼で人の心の機微までをも逃さず、魚の眼で潮の流れ、

すなわち中期ビジョンを察知する。そのバランスが自然とリスクヘッジにもつながるのだ。

「あきらめたらすべては終わり。自分であきらめた瞬間からどんな小さな夢もかなわないものになる。

成功者とそうでない人の違いは、あきらめなかったか、あきらめたかの違いだけ。

最後に成功するのは成功するまで挑戦し続ける人である。失敗したらもう一回やる。

また失敗したらもう一回やる。それでも失敗したら、またもう一回やる。

成功するまで何度でもやるだけの話です」(髙松氏)

それが36年間守りと攻めをくり返したシステムセンターの基盤を作っている。

「財界」2022. 2. 22号

『虎の巻』は自分で汗をかき
自分でつくれ

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

1 9 8 6 年 3 月の設立時から意識改革運動がすでに始まっていたシステムセンター。

3 6 年目の今も「まだまだ道半ば。これからどんどん改革を進め企業存続の限り

永遠に改革は続く」というスタンスを崩さない同社。

この十余年、流通業界のみならず外食、繊維・アパレル、日用品雑貨、電気製品と

安売り競争が続いた。

安売りすればいったんは消費者の気持ちを引きつけられ売り上げが瞬間的に伸びこそはする。

しかし長続きはしない。

コンピューター業界も同じで一人ひとりの高い技術力と〝人間力〞をいかに高め追求するかが

明暗を分ける。

単にマニュアルに頼るのではなく自分の体験として汗をかき、恥もかき、涙し、足をつらせ、腹も立ち、

苦しみもがき・・・。

「『虎の巻』は自分で汗をかき自分でつくれ!!そうすれば自然と不振の原因を他のせいにしない

組織体質ができ上がっていく」と喝破する髙松氏。そして愚直にまっすぐに社内に呼びかけ続ける。

そんな背中からは一日一日を勝負していく組織力の強さと信頼がハッキリと見えてくる。

「財界」2022. 2. 9号

〝人に任せる〞とは

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

日々心身ともに消耗し疲れきってしまうほど、一年365日が合戦だという経営トップがほとんどだ。

しかし、それでは身も心ももたない。自社の浮沈にかかわる経営戦略を練る余裕もないだろう。

だからこそ、トップの分身を創り〝任せる経営〞〝任せる分野〞をうまく進展できれば、

こんな力強いことはない。

会社を大きく前進させられるかどうかは、トップが組織に〝信頼〞できるキーマンを創り

〝任せる〞ことができるかどうかにかかっている。

「自分より一つすぐれたものをもつ人にその分野をすべて任せる。任せなければ企業は発展できない。

各部門に少なくとも一人、信頼できる〝人〞が陣営を強く固めているのが望ましい。

真に〝信頼〞し〝任せられる〞人がいれば組織は磐石です」(髙松氏)

人の器の大きさ、深さを感じさせる同氏は自然体で日々を送る。

今日も信頼できる仲間と共に〝嘘をつかず〞〝一歩一歩ていねいに〞をモットーに

真剣に一日一日を生きている。

「財界」2022. 1. 26号

人間の軸

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

「我が社でなければできないこと、我が社だからできること」をとことん追求し

「夢をかなえる楽しさ」「楽しさを見出せる会社」に愚直とも見える正攻法で、

一歩ずつ前進するのがシステムセンターである。

その同社の特徴は技能を磨きながら、毎日を豊かにする存在として「夢」を原動力にし、

文字通り一歩ずつゆっくりと確実に成長していく姿勢を持つこと、と言える。

夢を少しずつ現実のものにしていき、

強い〝結束力〞と〝厳しさ〞と〝楽しさ〞を持ち合わせた組織といえる。

もう一つ同社のトップが力説するのは「人をすでに出来上がった〝機能〞として評価して

その技能を使いこなす感覚でなく、それぞれの中にある潜在力を引き出せるように関わる。

そうやって人を生かし、会社の和の力となっていく」という。

肝心の〝人〞創りを徹底しないで、目先の利益に振り回されるような経営では

すぐにメッキがはがれるということだ。

私利私欲を超えた〝志〞と相手を〝信じ続けること〞の大切さが人を開花させ、

盤石な組織を創り上げる土台となっている。

「財界」2022. 1. 12号

頭でなく〝心で〞

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

日々慌ただしく何事にも優先順位をつけ合理的に算段する現代社会では、人と会い費やす時間も

自ずと限られてくる。

しかしいかに多忙でもこの人とは会いたい、時間をなんとか作って話したいと思わせる経営者がいる。

こちらの心が裸にされるとわかっていながらも心洗われる気持ちにする男、それがシステムセンターの

髙松氏である。

同氏は苦労人である。夢を大きく持ち続けている。明るくめげない。時間に厳しい。スパッとした気風と

決断力をかねそなえている。

「頭でなく〝心で〞」とよく言う。髙松氏の〝心で〞という言葉には汲めども尽きない泉のような

深い含蓄がある。

「義務や理屈でもなく〝心で〞感じその人のために今何ができるのか常に自問する。人を利用しない。

どれだけ人に恩返しをしたいと想えるか」(髙松氏)

真っ向から相手のためにもてなしの精神で体当たりする髙松氏。何か人と違ったマネのできない

破天荒ぶりも人を魅了し胸襟を自然に開かせる。

野性味にあふれ直感の鋭さを身上とする同氏のDNAは、システムセンターの社員一人ひとりにも

浸透している。

「財界」2022. 1. 5号

花をささえる幹、幹をささえる根、
地道な根は見えない

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

現代社会のキーワードのひとつに〝自己責任〞という言葉がある。

企業も個人も自分の身は自分で守る時代を迎えたということでもある。

そんな時代の中、克こっ己き 復ふく礼れいを旨としている髙松氏のリスクヘッジは

目を見張るものがある。

十分に時間をかけた上で思い切って実行するその行動力には〝スピード〞と〝異・大・ な発想〞

それに強い信念が伴う。その言動、スピードには幹部たちも時に煙に巻かれてしまう。

同氏は常に社内、社外、同業他社、モノのトレンドに敏感でその洞察力を強力な武器としている。

一見すると無手勝流のようにも見えるがよく見れば人をささえる「人間味」と「技術力」を根底として

成長させ、それはまさに周到な発想による経営戦略と〝地道な根〞に徹した理念に基づく進展である。

地道に人をささえるシステムセンターの「人間味と技術力」の融合が、顧客からの「信頼の根」を

産み出している。