「財界」2010.8.24号

”合理的”なスキルアップシステムと「情」の結びつき。そのバランスが重要


”誠実”に、そして人生”楽しく”かつ”徹底的に”

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

「今の時代」はまさに合理化とスピードの時代。

しかし、社会が成熟すればするほど、人と人との「情」の結びつきが希薄になる傾向もある。

社員の技術力の高さ、そのスキルアップシステムに定評がある

システムセンターの髙松修身社長にズバリ聞く。

-勝ち残る会社とは?-

「第一に、”情”の結びつきが強いこと。

第二に、他社を上回って技術力が高いことです」とキッパリ語る。

社員との関係づくりにおいて、距離を置くのではなく、

社員に体を向けること。さらに、適材適所を徹底し、嘘をつかない。

一視同仁、明るく嘘がないこと。

それが勝ち残る会社のトップには必須であり、

人と人の”情”の結びつきを強力なものにする基本であるとのことだ。

「あと、しいて言えば、中途半端な考えはせず、

部下に対して大いに得をさせる。出す物は思いきって出す(笑)。

それと基本的に人が好きで信頼することですね」と、

ユーモアのなかにも、刺激的な言葉で人を引きつける同社長だが、

なぜかいつも、このトップと接していると人情深さを垣間見ることができる。

アッサリと飲みやすい新ブランド、芋焼酎の「髙月」(たかつき)とオリジナルの焼酎カップ

「一般酒類販売免許」を取得したシステムセンターは

5万7000種類の酒類をシステム化されたネットワークで展開。

「財界」2010.8.3号

”とことん尽くしまくれ”
”本音”で、ものごとにあたれ

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

尽くすこともなく、与えられることばかり求めている風潮。

または、与えられることを目的に、尽くす風潮。

さらには、目的のためにしか行動しない、という考え方に接することが多い今日。

そんな時代に反して”とことん尽くしまくる”髙松社長は、

常に「各人が自分の本音で仕事をし、精一杯本心で、ものごとにあたれ」と気を吐く。

同社長は、一九五二年四月三日、山口県岩国市でこの世に生をうける。

兄二人と姉の四人兄弟の末っ子。

父はとても厳格で「男は後ろに引くな」と平生の心構えを幼い心に叩き込んだ。

”命がけの闘争心!”が小さい心に宿るきっかけとなる。

「自分にも他人にもけっして嘘はつかない」を信条とする。

”人に常に裸になれ”と多感期に心身共にしみこむ。

社会に出て、多様な職を経験、多くの個性的な経営者と出会った。

一九八六年三月名古屋でマンションの一室を借りて、八人でシステムセンターを設立。

勤倹力行、三十三歳のときだった。

事業を興した際、まず顧客と同僚を喜ばすことを第一義と考えた。

人を魅きつけるコツをを知悉している彼は、

事業者や経営者、従業員の心をつかむことに砕身した。

個人の魅力を、企業としての輝きへと昇華させることに成功したといえる。

結果として、興した事業を地域に定着させ、業績を大きく伸ばし、

有能な人材、業務のエキスパートを彼の周りに集めることを現実させたのだ。

さらに、人材のネットワークを組み、事業をシステム化させた。

日本全国、さらに中国上海へ展開。

これまでに、本を三冊出版し、モンゴルでの記念切手に当人自身の顔が登場、

映画も二本プロデュースもした。すべて人をテーマにした結果である。

コンピュータのソフト開発という最先端の業務でありながらも、

人材の重要性を知り、人情の機微を大切にしてきたのは、

やはり過去の経験が蓄積されているからだろう。

「人」を大切にし、「礼」に報いる「心」の経営が、誕生したのである。

あっさりと飲みやすい新ブランド、芋焼酎の「髙月」(たかつき)

「一般酒類販売免許」を取得したシステムセンターは

5万7000種類の酒類をシステム化されたネットワークで展開。