「財界」2017.5. 23号

時代はかわっても
努力とひたむきさが人を動かす

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

経営環境は激変し、業種・業態の盛衰・浮沈は寸秒の油断もならない。

成熟企業といえども、のんびり構えていたら突然、

奔流に〝のみ込まれる時代〞がまさに現代である。

そんな時代に企業モラルを徹底させ愚直なまでに 〝人〞を大切にし

〝人〞を基調とするのがシステムセンターである。

「ものごとを徹底してやるということは、やる事に確信がある証拠。

やることに迷いがないから、やるときは徹底してやる。

壁にぶつかっても簡単にはあきらめない。逃げ癖をつけてはいけない」(髙松氏)

そのことは事業の発想や展開方法、人の登用の仕方にもそのポリシーが反映している。

髙松氏は懸命に努力する人間を評価し、純粋なひたむきさを好む。

そして人をよく見ている。

人を根底に据えて事業を開発していこうとする姿勢と発想に、

その心があらわれている。

時代はかわっても努力とひたむきさが人を動かし、

いつの時代でも〝人〞の経営が最後には勝つと信じている経営者である。

「財界」2017. 5. 9号

真剣になると知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。やる気がないと言い訳が出る。

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

「信念の人」「夢は広がる」――

この二つの言葉を真剣に実践する経営者、

それがシステムセンターの髙松氏だ。

本社を名古屋市中区栄のど真ん中に配し、

立ち上げ当時の経営のきびしい時代をも戦闘的に乗りこえてきた。

設立以来、効率的な経営を心がけ、売上増とコストダウンの攻めと

守りを同時に行う経営に絶妙の冴えを発揮してきた。

「才能は有限だ。しかし努力は無限だ」という言葉を自ら拳々服膺している。

また、常に高い意識を持ち社会や社員にできるだけ近づく。

つまり痛みが判り、思いやりを持ち、勝ち負けよりも、あるいは損得よりも、

社会と人にとって何が是か非かを常に自問する。

「人」を大切にし「礼」に報いる「心」の経営を徹底的に貫いてきた。

結果、社員の定着率の高い「フラットでオープン」な組織が創られた。

社員一人ひとりがやる気と素直さを持って自らの目標のハードルを高く揚げ、

仕事に注力できる環境を築きあげたのだ。

創意工夫の経営がこれからも続く。
161101system