「財界」2012.05.22号

業績好調の裏にハイレベルな技術力と
それを活かす豊かな”人間
力”あり

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

システムセンターは、昭和61年、名古屋で創業し、

東京、大阪、さらに上海へと展開した。

同社の特徴はフラットな組織力と、定着率の高い社員たち、

そして温かく夢のある人間力にある。

「人」が財産であるこの業界では、技術者の人材育成が

もっとも重要なテーマであることは言うまでもない。

システムセンターはこのテーマの実現に向け、圧倒的な ”技術者のレベルの高さ”、

それを活かすフラットな組織、そして忘れてはならない”豊かな人間力”をめざす。

そのため、若さと高い可能性を持つ技術スタッフの技能を高める研修研鑽の

システムだけでなく、幹部の人材強化も着々と進めている。

人生の苦労を知り尽くし人情の機微をかみわけた50代、60代の

働きざかりの男にも夢を見させる”場”の提供に尽力する。

それがすべてのスタッフの能力開発、モチベーションの向上につながる、

というのがその理由である。

陣頭指揮でその能力を引き出すのは、高い論理的整合性を持ち、

その論理を超えた感性や人間的な優しさをうかがわせて

”人”の魅力を醸し出す創業社長の髙松氏である。

ハイレベルの技術者や同社の社員がトップに捧げる高い信頼は、

経営者としての冷徹なまでの優秀性と、すべてのスタッフに向けられる

人としての温かさからくると、強く実感させられる。

「財界」2012.05.08号

人間力の根源は「信頼」と「礼」にあり

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

大きな変革期にあって、コンピュ-タのソフトウエア開発と技術者派遣を手掛けるのが、

《先端のIT技術を創生する技術者集団》を標榜するシステムセンターである。

昭和61年にたった8名でスタートした同社は、東海地区の有力企業に成長。

平成10年、東京進出を果たし、ホテルニューオータニのビジネスコートに東京本部をおき

巨大市場の開拓に乗り出した。

そして、大阪など各地への進出と共に、今や全国展開を視野に意欲的に取り組むに至っている。

「顧客の環境に合わせてフレキシブルに対応できたことがここまで成長できた要因」と

自ら分析する髙松氏。

「技術者1人ひとりを信頼してこそ、投資の意欲がわいてくる。

技術者は技術が出来るだけではダメだ。

人として信頼される人間に投資してこそ顧客のためになる」と同氏。

すなわち「信頼」が顧客にも技術者にとっても基本であり、

人材投資はすなわち信頼投資に他ならないという。

同社の社員はこうしたトップの考え、理念をよく理解し自らの人間育成を柱に考え、

その上に新しい技術、知識の習得に絶えまない努力をしている。

また、システムセンターの社員の礼儀正しさは業界でも周知の事実として認識されている。

「礼を尽くしてこそ礼を返してもらえる。そしてその返された礼に報いてこそ

本物のまごころが生まれる」の実践と言える。

いずれにしても”今の時代”の社会をよりよく支えるのは「人」である。

人づくりこそ企業の最大の責任であるという「理念」が、

同社の成長の、源泉であるといえよう。