「財界」2013.11.19号

すぐやる、必ずやる、出来るまでやる
人生は決断と覚悟の連続

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

日本経済にほんの少しだが一部明るい兆しが出てきた。

しかし、大企業と中小企業の格差は広がり、企業間の優劣が覆い隠せないほど

歴然と表れる時代となった。

新しい時代を迎え各個人がしっかりと身を守り鍛え

「一人ひとりは何ができるのか」というテーマに対峙している。

企業経営を通して自分は社会に何ができるか。

常に自問を続けるシステムセンターの髙松氏は、「決断と覚悟」の連続の中で生きてきた。

今日本に〝勝負〞の兆しが出てきたからこそ「決断と覚悟」が必要だと語る。

理想を求めて身を張って生きる。

常に緊張感を持ち続ける人生である。

同氏は経営について大学や専門学校に入り師について学んだというのではない。

学友や仲間と意見や考えを出し合って相互啓発をしてきたというのでもない。

すべて独学だ。

「わたしには完成形はないのです。だから自分で考え続けなければならないところで生きてきた。

信条は〝すぐやる、必ずやる、出来るまでやる〞です」(髙松氏)

同氏の生き様には今がある。ムーブメントにはスタイルがある。

けっして〝ぬるい〞生き方からは発生しない圧倒的なエネルギーは、

内からのフィロソフィーの噴出である。

言いかえれば自己をビジネスモデルとして完璧に成立させたのである。

「財界」2013.11.5号

「人間味」と「技術力」の結合が生む信頼

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

2013年は世界的にもお金や技術、力というこれまでの価値観を転換し

人間の叡智を回復することが決め手となっていくであろう。

この点では経済の豊かさだけでは本来の幸せにはならないことを

深く体験した日本だからこそ開ける道がある。

現実を生み出す基にある「心や志」の働きの重要さを再確認することが本当の出発点だろう。

現代社会のキーワードの一つとして〝自己責任〞という言葉が強調される。

企業も個人も自らの力で我が身を高め、発展させる時代を迎えたということである。

「そういう時代に人を引きつけるのは、

琴線に触れホロッとさせる人情の厚さそしてその〝生き様〞にあるだろう。

何よりも誰に対しても自分が正しいと思った時は絶対に〝バック〞しない」。

これはシステムセンター、髙松氏の確乎不抜な生き様である。

さらにつけ加えれば「人間味」と「技術力」をさらに成長させ各コンピュータ技術と設計技術が、

有機的に結合される複合技術(マルチエンジニアリング)開発を確立させる

周到な経営戦略に基づく進展が根底にあることが分かる。

「人間味と技術力」の融合の追求が顧客に「信頼」され続ける秘密のようにも見える。