「財界」2018.11. 20号

職場は「人生の道場」「仕事は人格」

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

情報管理体制は万全であろうか?

セキュリティシステムやハード面だけにどれだけ注力しても、

それを運用する人間の教育と管理の徹底した並行対策が行われない限り

情報の漏洩は絶対に防げない。

その危険から企業や人を守るためには、

ハード面だけでなく〝ソフト面〞すなわち「人」の教育と

管理の追求が最重要にして不可欠である。

人の心のひ・だ・ にまで届く関係、組織を誇るのがシステムセンターである。

社員一人ひとりが職場は「人生の道場」「仕事は人格」という認識を強く実感。

お互い切磋琢磨しパワーがよりふくらむゆえに、

盤ばん根こん錯さく節せつをものりこえて

解決していく利器として、組織力、人間力をもつ。

「職場は〝受け身〞の場ではない。自ら自己を〝成長〞させる場。

自己の創造は生き方の追求から生まれる。

そういう根本、人の最も基本であるものを大切にできる組織にしたい」(髙松氏)

こうしたトップの志向を深きところにある根とし、

幹は成長、葉は繁る。同社はそういう会社である。

「財界」2018.11. 6号

モノを失えば、小さく失う 信頼を失えば、大きく失う
夢を失えば、すべてを失う

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

経営には、さまざまな問題や危機が大なり小なりおこりえるもの。

熟慮断行を旨としている髙松氏のリスクヘッジは、目を見張るものがある。

十分に時間をかけた上で思い切って実行するその行動力には

〝スピード〞と〝異・ ・大な発想〞、それに強い信念が伴う。

常に社内、社外、同業他社、モノのトレンドには敏感で、

その洞察力を強力な武器とする。

鳥の眼では俯瞰から大きく急所をとらえ、虫の眼で人の心の機微までをも逃さず、

魚の眼で潮の流れ、すなわち中期ビジョンを察知する。

そのバランスが、自然とリスクヘッジにもつながるのだ。

「あきらめたらすべては終わり。自分であきらめた瞬間からどんな小さな夢もかなわないものになる。

成功者とそうでない人の違いは、あきらめなかったか、あきらめたかの違いだけ。

最後に成功するのは成功するまで挑戦し続ける人である。

失敗したらもう一回やる。また失敗したらもう一回やる。

それでも失敗したら、またもう一回やる。成功するまで何度でもやるだけです」(髙松氏)

それが三十二年間守りと攻めをくり返したシステムセンターの基盤を作りあげている。