「財界」2011.01.11号

楔だから一番大事なところへ打つ
楔だから見えないように打つ

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

鳥の眼、虫の眼、魚の眼

経営には、さまざまな問題や危機が大なり小なりおこりえるもの。

熟慮断行を旨としている髙松修身氏のリスクヘッジは、目を見張るものがある。

十分に時間をかけた上で思い切って実行するその行動力には

〝スピード〞と〝異大な発想〞、それに強い信念が伴う。

その言行動、スピードには同社幹部陣営をも時には煙に巻かれ、予断を許さない。

常に社内、社外、同業他社、モノのトレンドには敏感で、その洞察力を強力な武器とする。

「鳥の眼では俯瞰から大きく急所をとらえ、虫の眼で人の心の機微までをも逃がさず、

魚の眼で潮の流れ、すなわち中期ビジョンを察知する。

そのバランスが、自然とリスクヘッジにもつながる」(髙松修身氏)

海外展開を含め地球規模にもおよび、その厳しいアンテナは、張りめぐらされている。

見えないようではあるが、一番大事なところへ楔が打ち込まれる瞬間。

それが二十五年間守りと攻めをくり返したシステムセンターの基盤を作っている。

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「財界」2011.01.04号

「怒れない上司ではダメ。真剣だから怒れるし涙も出るのだ」

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

会社の利益よりまず自己利益追求型の人間がとても増えたように感じる今日。

〝だけど、けれど〞でなんにもしない、言い訳人間。

損か得かがまず第一に頭に浮かぶ損得タイプ。

それらが新入社員に限らずベテラン上司の中にも多くいる組織はつらい。

怒らない上司が増えている傾向にあるようにも感じる。

人と人の真の心のつながりとは?と自問が続く。

そんな中、「人のシステム」と言われて二十五年を

積み重ねてきた会社がシステムセンターである。

「一日一日を大切に、一つひとつの仕事、

一人ひとりの人のつながりを真剣にと、土台を築いてきた」(髙松修身社長)

同氏は、潜在的な個性の力を引き出し、組織化し、

会社の統率と力を強くする役目を大いに果たす。

また修身斉家を基礎とし、同じ釜の飯を喰う時空をなるべく多く作り、

人と人の隔たり、みえない隔たりをぶち壊していく名人でもある。

一見、非効率とも見える〝人の絆〞の同社は、

二十五年の歩みが証明する、本当の意味での根の生えた組織といえる。

名古屋中心地にある〝システムセンターのもてなしといやしの空間〟

和食と〝髙月〟でもてなしてくれる。