投稿者「c15tdrd4」のアーカイブ

「財界」2016.8.23号

理念を濁らせることなく
〝人生目標と夢〞をもてる集団にしたい

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

今の時代を生き感じることはIT社会の便利さと合理性。

それでいて人と人のつながりは希薄化し、何かが失われていると痛感する現代。

バーチャルな時代。現実と空想。リアルとバーチャルの狭間をさ迷う人々。

今一度、人としての心の本質を見つめることが現代にはとても大切な問題ではないだろうか――。

「本物技術」の追求をテーマに、一人ひとりの〝人間力〞と一糸乱れぬ盤石な

〝組織力〞を誇るシステムセンターは、名古屋のど真ん中に本社の陣を敷く。

礼儀と素直さを基調とした真剣勝負の毎日は、筆舌に尽くしがたいが、

ただ一つ言えることは〝輝いて生き生きしている会社〞であるということだ。

「強い会社にするには心を感じる事ができるトップの生き様・姿を見て人の和ができ、

良き方向へ脱皮していく。その結果人生目標と、夢をもてる人の集まりになっていく」(髙松氏)

確かに人と人、企業と企業も、計算ずくでつき合うだけで、

そこに誠実さが欠ければメッキがはがれるのは時間の問題である。

なぜ〝輝き生き生きしている会社〞であり続けられるのか?

今後も注目していきたい企業のひとつである。

160823

「財界」2016.8. 2号

人と人の隔り、見えない壁をぶち壊す

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

世界は大きな転換期にある。

世界中を様々な情報が駆けめぐっているがそれに振り回されていては何も決めることができない。

競争者は無数にいる。

必要な情報を的確に迅速に取り込み、それに従って決然と行動するのが経営者だ。

だからこそ「多様な情報にふりまわされない〝自分〞という

絶対的な座標軸が重要なのである」(髙松氏)。

この座標軸とはあくまでも自分で築きあげた、ものさし、基準であるという点に強みがある。

世評や人気といったような他人を介入させるものでなく、浮世の表面的な事とは関係もなく、

自己の体験から生まれた独自の軸なので揺らぐ事なく、自分を内側から支えてくれるものである。

絶対的な座標軸の存在がその人にとって生きるということの決め手にもなるのだ。

さらには、その人の下にある企業の命運をも決するのだ。

いかに多くの事を体験し、もまれ、苦しみ抜いたか、そんな中から自信や力強さが生まれてくる。

まさに〝自分という独自の軸〞がものをいう時代である。

160802

「財界」2016.7. 19号

〝一瞬の勝敗〞

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

〝合理性とリスク〞〝拡張と消滅〞が背中あわせの時代に、

徒手空拳でのし上がってきたのがソフトウェア開発を手掛けるシステムセンターだ。

その特徴として挙げられるのはシステム環境別に細分化し、

生産性などの向上を追求しながら、ユーザーの環境に応じて瞬時に対応できるようにした

同社独自の体制づくりがある。

また〝社長〞が〝天職〞という髙松氏の信念は〝その一瞬にこそ、巻き返しのチャンスあり〞。

「勝っている時は油断が生まれるが、負けている時にあきらめなければ、

必ず巻き返しのチャンスが一瞬生まれる。その一瞬をものにするかしないかが勝負を分ける。

企業においても、個人一人の生き方においても同じことがいえます」(髙松氏)

〝一瞬の勝敗〞

それは、波乱の半生を歩んできた髙松氏の哲学の反映かもしれない。

160719

「財界」2016.7.5号

モノを失えば小さく失う。信頼を失えば
大きく失う。夢を失えばすべてを失う。

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

常に社内、社外、同業他社、モノのトレンドには敏感で

その洞察力を強力な武器とするシステムセンター。

緻密な情報収集力をもつアンテナがいつも張りめぐらされている。

鳥の眼では俯瞰から大きく急所をとらえ、虫の眼で人の心の機微までをも逃さず、

魚の眼で潮の流れ、すなわち中期ビジョンを察知する。

そのバランスが自然とリスクヘッジにもつながるのだ。

「あきらめたらすべては終わり。自分であきらめた瞬間からどんな小さな夢もかなわないものになる。

成功者とそうでない人の違いは、あきらめなかったか、あきらめたかの違いだけ。

最後に成功するのは成功するまで挑戦し続ける人である。失敗したらもう一回やる。

また失敗したらもう一回やる。それでも失敗したら、またもう一回やる。

成功するまで何度でもやるだけの話です」(髙松氏)

それが30年間守りと攻めをくり返したシステムセンターの基盤を作っている

160705

「財界」2016.6. 21号

人と人の隔り、見えない壁をぶち壊す

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

ネットワークに関連する新技術が続々と開発され続け、AI(人工知能)が囲碁の世界トップに勝利する今日。

『一日一日を大切に一つひとつの仕事、一人ひとりの人のつながりを真剣に』という哲学を基に、

会社の土台を築いてきたシステムセンターの髙松氏。

同氏は潜在的な個性の力を引き出しそれを組織力と統率力に昇華する。

また何事にもオープンな人間関係を基礎とし、同じ釜の飯を喰う機会と時間をできるだけ多く作り、

人と人の隔たり、見えない壁をぶち壊していく。

一見、非効率ともいえる〝人の絆〞に着目する同社は30年の歩みが証明するように、

本当の意味で大地に根を下ろした組織といえる。

160621

「財界」2016.6. 7号

人は自分の事が一番わからない

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

ベンチャー起業家が兄事する一人に、システムセンターの髙松氏が挙げられる。

人を魅きつけるのは琴線に触れホロッとさせる同氏の気風の良さ、

人情の厚さのせいだけではない。

会社を守り人を束ねる根本的な〝何か〞があるからだ。

髙松氏の自訓は〝人の心は変わる〞〝人は自分の事が一番わからない〞。

時に人は調子に乗り欲が出るもの。

そんな時こそおのれを戒めねばならないが、流れに弱いのは人の常。

だからこそ、人であれ組織であれトップの使命は大事に至る前に

〝アリの一穴〞を逸早く探知する眼である。

穴が大きくなってから怒り心頭に発して地団駄ふんでも後の祭り、

企業も人も一瞬でフッ飛ぶご時世、誰もたすけてくれない。

「基本的には〝この人は〞と想えばとことん信用し信頼し裸の付き合いが始まり仕事も任せます。

私は人にも自分にも嘘はつきません。

唯一嘘といえるのは、人の言動でまだアリの一穴にも至らない

小さなものは気づいても気づかない振りをするくらいでしょうか(笑)」(髙松氏)

そのあたりのサジ加減はやはり30年にわたる経営の中での

破天荒な体験や失敗から生まれたものかもしれない。

髙松氏の「同じ失敗を二回繰り返さなければいいんだ、

何も難しく考えすぎる事はない」とつぶやく言葉は自分自身に言い聞かせているようでもあり、

人の皮膚感覚にも響く。

0607

「財界」2016.5.24号

厳しい環境でこそ人は育つ

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

企業間競争の土俵は世界へと広がり、

企業は優勝劣敗の法則の下で「生き残り」をかけて闘う時代に身を置いている。

ライバル企業が、虎視眈々とテリトリーを奪おうと狙っている。

企業は自己を防衛するだけでなく競争に勝ち抜いていかねばならない。

まさに何でもありの土俵で「緊張感」ある経営を迫られている。

こんな時代の中、守りと攻めを巧みに織り交ぜた成長戦略を定め

個性的リーダーシップを発揮して企業経営に当たっているのがシステムセンターの髙松氏である。

そのモットーは「厳しい環境でしか人は育たない」である。

「企業であれ人であれどんなピンチの時でも必ずそれを乗り越える糸口は見つかるもの。

それには絶対に諦めない事。いくら点を取られ負けているチームでも

最後の最後まで諦めなければ逆転できる。

その逆に油断や安心、諦めの気持ちが入ればいくら勝っていても逆転され負けてしまう」(同氏)

自分自身、限界を体験し絶対に〝諦めない〞強い信念と

「チャレンジ」精神を常に持ち続ける企業や人だけが生き残れる時代である。

160524

「財界」2016.5. 10号

どれだけ人に
「恩返しをしたい」と想えるか

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

何事にも優先順位をつけ合理的に算段する現代社会では、

人と会い費やす時間も自ずと限られてくる。

しかしいかに多忙でもこの人とは会いたい、

時間をなんとか作って話したいと思わせる経営者がいる。

こちらの心を見透かされているとわかっていながらも心洗われる気持ちにする男、

それがシステムセンターの髙松氏である。

同氏は苦労人である。夢を大きく持ち続けている。明るくめげない。

時間に厳しい。スパッとした気風と決断力をかねそなえている。

「頭でなく〝心で〞」とよく言う。髙松氏の〝心で〞という言葉には

汲めども尽きない泉のような深い含蓄がある。

「義務や理屈でもなく〝心で〞感じその人のために今何ができるのか常に自問する。

人を利用しない。どれだけ人に恩返しをしたいと、想えるか」(髙松氏)

真っ向から相手のためにもてなしの精神で体当たりする髙松氏。

何か人と違ったマネのできない破天荒ぶりも人を魅了し胸襟を自然に開かせる。

野性味にあふれ直感の鋭さを身上とする同氏のDNAは、

システムセンターの社員一人ひとりにも浸透している。

160510

「財界」2016.4. 19号

人の〝和〞の力を引き出し
特徴を強い突破力に

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

「信州蕎麦(そば}を食べるときにわさびに砂糖を合わせると、

わさびの辛みがさらに効いて美味しくなる。

「和」とは個だけでは得られない他とのめぐり合いで深い味を引き出すことです」(髙松氏)

古来から伝統ある木造建築において

《塔組みは木組み/木組みは、木のくせ組み/木のくせ組みは、人組み/人組みは、

人の心組み/人の心組みは、棟梁(とうりょう)の工人への思いやり/工人の非を責めず、

己の不徳を思え》とある。

「塔組み」を「会社組織」におきかえれば木造建築の一本一本の木材の組み合わせが、

組織の一人ひとりの組み合わせと同じであるのが分かる。

「良材だけを選り分けて用いるのでなく、真っすぐな人間と癖のある人間とをどう組み合わせていくか、

それによって組織の強みが出せるのです。言いかえれば人の〝和〞の力です」(髙松氏)

他社とは違った卓越性、特徴を強い突破力にするために、

力があり時には癖のある人材を組織の中で活かし、

〝和〞の力を活用することは、これからの時代まさに必須であるようだ。

160419

「財界」2016.4.5号

花をささえる幹、幹をささえる根、
地道な根は見えない

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

日本人の現代社会のキーワードのひとつに〝自己責任〞という言葉がある。

企業も個人も自分の身は自分で守る時代を迎えたということでもある。

そんな時代の中、克己復礼を旨としている髙松氏のリスクヘッジは目を見張るものがある。

十分に時間をかけた上で思い切って実行するその行動力には

〝スピード〞と〝異大な発想〞それに強い信念が伴う。

その言動、スピードには幹部たちも時に煙に巻かれてしまう。

同氏は常に社内、社外、同業他社、モノのトレンドに敏感でその洞察力を強力な武器としている。

一見すると無手勝流のようにも見えるがよく見れば人をささえる

「人間味」と「技術力」を根底として成長させ、

各コンピュータ技術と設計技術が有機的に統合される

複合技術(マルチエンジニアリング)を開発し確立した。

それはまさに周到な発想による経営戦略と

〝地道な根〞に徹した理念に基づく進展である。

地道に人をささえるシステムセンターの「人間味と技術力」の融合が、

顧客からの「信頼の根」を産み出している。

160405