「財界」2024. 2. 14号

人の和の力

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

他社とはまた違った特徴を会社の強い武器にするには?

古来からの木造建築に仮託してこういう金言がある。

《塔組みは木組み/木組みは、木のくせ組み/木のくせ組みは、人組み/人組みは、

人の心組み/人の心組みは、棟とう梁りょうの工人への思いやり/工人の非を責めず、

己れの不徳を思え》

「塔組み」を「会社組織」におきかえれば、木造建築の一本一本の木材の組み合わせが

組織の一人ひとりの組み合わせと同じであるのが分かる。

「良材とくせ木を選り分けて用いるのでなく、真っすぐな人間と癖のある人間とを

うまく競わせ組み合わせていく。つまり、いろんなタイプの人材を組織の中で活かす。

それぞれの違いを受け入れ調和させることにより、より深い味わいを引き出す人の

〝和〞の力によって、組織に厚みと特徴が出てくるのです」(髙松氏)

時には癖のある人材を組織の中で活かすことも、経営トップの力量であり

トップが取るべき方策である。