「財界」2011.03.08号

「道は近きにあり」自助努力で根を生やす

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

いま、グローバリゼーションの中で『資本の倫理』に立った動きがあちこちで出始めている。

「日本経済には、事業再編成の波が大きく押し寄せようとしているが、時代の流れに一喜一憂せず、

翻弄されず、自助努力の効く会社にならないといけない。」(髙松修身氏)

外柔内剛であり、根のしっかりと強く太く生えている会社を目指して二十五年。

システムセンターは高い技術力、スキルアップに注力してきた。

また、同社の髙松修身氏は「みち」という言葉を好み、よく使う。

主に「道」と「途」の漢字を使い分ける。

「道」は”みち” とも”どう”とも読める。

意味も、道すじ、道程、理(ことわり)、世間のならい、など……。

「道は近きにあり」――学問の道は自分の身に基づくものであるから、

手近なところにあり、遠い外に求める必要はない、とは孟子の言葉。

「みち」という深い意味を根底におき、「高い技術」と「志」の

マッチングがシステムセンターの神髄でもある。

「道無き道」をゆく同社は、オールドベンチャーの雄としても、

また新たなみちを切り開いていこうとしている。

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