「財界」2012.03.06号
“鳥の眼”“虫の眼”“魚の眼”をもたねば、生き残れない時代
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
俯瞰から大きく捕らえる鳥の眼、一分のスキも見逃さない虫の
眼、そして潮の流れ・変化を感じ、読む“魚の眼”を必要とする現代。
ヨーロッパ経済の不調、不信、アジア新興国の追いあげ、そして円高の波。
大きな“うねり”にのみ込まれる、まさに弱肉強食時代。
日本も、従来の伝統的エコノミーから、インターネットを活用した
eエコノミーへと脱皮したが、先行きは不透明。
勝ち組と負け組どころか、おしなべてきびしい時代だ。
「これこそビッグチャンス」と待ち構えていたのが、システムセンターの髙松修身氏。
「新時代の社会を支えるのは、技術開発だ。
これからもっと私たちの活躍の場が広がる」と豪語する。
同社は、コンピューターのソフトウェア開発と技術者派遣を手掛けるIT企業。
IT関連の投資需要の伸びを機敏に察知して、1986年に企業創業(愛知県名古屋市)。
その後の飛躍の原動力を髙松氏はこう分析する。
「顧客が求める新時代の技術開発とアウトソーシングに対して、人、技術、信頼の全てを
挙げてきめ細かく徹底的にサポートする。
それを可能にしたシステムセンターならではの組織づくり、
技術者スキルアップ、社員教育、これが成功の鍵となった」
あらゆる顧客ニーズに素早くフレキシブルに対応できる体制を確立した同社。
同時に、優秀な技術者の確保、より高度な専門性の確立を可能とした。
スピードと気迫あふれた企業である。