投稿者「c15tdrd4」のアーカイブ

「財界」2011.11.1号


巻き返しの一瞬こそチャンスあり

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

情報システム環境が、メインフレームによる

集中処理からPC―LANによる分散処理の急速な進歩と、

ネットワークに関連する新技術も続々と開発されている今日。

〝合理性とリスク〝〝拡張と消滅〝が背中あわせの時代、

徒手空拳でのし上がってきた、ITの技術者派遣会社「システムセンター」。

その特徴に同社を業務ノウハウ別またはシステム環境別に細分化し、

経済性や利便性、信頼性、生産性などの向上を追求しながら、

ユーザーの環境に応じてフレキシブルに対応できるようにするものがある。

ユーザーが外部に求める〝資源〝を提供し、システムの高品質化や

業務効率の向上、TCOの低減などを実現するサービスだ。

システムセンターがシステム技術者の確保、教育を一括して請け負い、

開発、運用・保守、運営管理は業務別に各グループが請け負うシステムとなっている。

また、〝社長〝が〝天職〝、という髙松氏の信念は〝巻き返しにこそチャンスあり〝―。

「勝っている時は油断が生まれるが、負けている時にあきらめなければ、

必ず巻き返しのチャンスが一瞬生まれる。

その一瞬をものにするかしないかが勝負を分ける。

企業においても、個人一人の生き方においても同じことがいえます」(髙松氏)

それは、波乱の半生を歩んできた髙松氏の哲学の反映かもしれない。

自己革新という共通使命の積極的な推進こそ、同社躍進の秘訣といえそうだ。

本格焼酎『髙月』のギフトセット

「財界」2011.10.18号

地道に されど前へ 「難局に逃げない」

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

人間の勤勉さの度合いは文化によって異なるが、

平均的な労働時間はフランス人が年に1646時間、

アメリカ人が1957時間、日本人が2088時間だ。

勤勉ではあるが、〝お人好し〝といわれがちな、そんな日本人。

景気は依然として不透明。勤勉な日本人はさらに勤勉にならねばならない。

昨今のビジネス界のトレンドに、相次ぐ法廷闘争があげられる。

法律に基づいて透明、オープンに解決しようとするビジネス界の変化とも感じられる。

それはCSR(企業の社会的責任)と強く関連している。

企業がそのステークホルダー(利害関係者)に、

問題の解決過程をガラス張りにする責任はますます大きくなってきている。

そんな中、克己復礼を旨としている髙松氏のリスクヘッジは、目を見張るものがある。

十分に時間をかけた上で思い切って実行するその行動力には

〝スピード〝と〝異大な発想〝、それに、強い信念が伴う。

その言動、スピードには周囲も時に煙に巻かれてしまう。

髙松氏は常に社内、社外、同業他社、モノのトレンドに敏感で、

その洞察力を強力な武器としている。

「花をささえる幹、幹をささえる根。根は見えない」

地道に人をささえるシステムセンターはまさに根であり、

その真価を発揮する時代に突入した。

ホテルニューオータニ、ビジネスコート内にある同社のラウンジ。

酸素バーと“高月”もある、人と人とのいやしと交流の空間。組織の結束も強まる。

「財界」2011.10.04号

自己革新を社員全員の共通使命に

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

システムセンターは、本社を名古屋市中区栄のど真ん中に配する。

髙松氏は同社を設立して二十五年間、アグレッシブな毎日を積み重ねてきた。

立ち上げ当時、独壇場で〝技あり一本〞という様な

経営のきびしい時代をも乗りこえてきた。

そんな同氏は社の内外を問わず、人と接する時はいつも「自然体」で耳を傾ける。

「まず人の話をよく聞くこと。人の話を聞かない人は信頼できません。

自然体になれば、相手も見えてきます。社員教育も根本は〝素直な心〝です」(髙松氏)

「人」を大切にし、「礼」に報いる「心」を経営の根本として徹底的に貫いてきた。

結果、社員の定着率の高い、「フラットで、オープン」な組織が創られた。

社員一人ひとりがやる気と素直さを持って

自らの目標のハードルを高く掲げ仕事に注力できる環境を築きあげたのだ。

「社員全員が〈自己革新を共通使命とする〉ことから、

わが社ならではの人づくりが始まる。

〈謙虚で力強く〉という共通使命の積極的な推進が重要である」(髙松氏)

自己革新による人材育成と、エキスパートとの相乗効果が、組織を結束させた。

その根底に流れるトップの経営理念と自然体経営がビジネス界で勝ってきた原点である。

「財界」2011.09.20号

ITだけでは決して入り込めない
人の〝心のヒダ
を重視

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

「生きものの細胞組織も社会の組織も同じで、

悪いウィルスにでも、いいウィルスにでもどちらにも周りが感染する。

がんばる人がいれば、周りも感化され、影響される」

一人ひとりの存在と影響(感染)をとても重要視するのが

システムセンターの髙松修身氏だ。

その洞察力、先読みの鋭さには動物的本能とカンピュータをも感じとれる。

「北京で蝶々が羽ばたくと、ニューヨークでハリケーンが生じる」とは複雑系の理論、

カオス理論でよく語られるたとえ話だが、

蝶々の羽ばたきというごくわずかな気流の乱れが巨大な嵐を引き起こす。

すなわち、ミクロの〝ゆらぎ〝が予想をはるかに超えた

マクロの変化をもたらすという意味である。

一人ひとりの強い結束と前向きなスタンスはもちろんのこと、

人の良さを引き出し自信を持たせるには、

〝心のヒダ〝まで入り込まねばダメだと同氏は力説する。

それは一人の影響力をとても重視するからこそである。

大きな転換期にある日本。

これを乗り切るためには、発想の転換とそれを行動に移して

成果を上げさせていくためのマネジメントが必要である。

いかに千変万化であろうと、それらの根幹はなんといっても一人ひとりの力である。

名古屋中心地にある”システムセンターのもてなしと、いやしの空間”。

和食と”髙月”でもてなしてくれる。

「財界」2011.09.06号

モノを失えば、小さく失う 信頼を失えば、大きく失う
夢を失えば、すべてを失う

システムセンター社長
髙松 修身

経営には、さまざまな問題や危機が大なり小なりおこりえるもの。

熟慮断行を旨としている髙松修身氏のリスクヘッジは、目を見張るものがある。

十分に時間をかけた上で思い切って実行するその行動力には

〝スピード〞と〝異大な発想〞、それに強い信念が伴う。

その言行動、スピードには同社幹部陣営でも時には煙に巻かれ、油断できない。

常に社内、社外、同業他社、モノのトレンドには敏感で、その洞察力を強力な武器とする。

海外展開となれば地球規模にもおよび、その厳しいアンテナは、張りめぐらされている。

鳥の眼では俯瞰から大きく急所をとらえ、虫の眼で人の心の機微までをも逃さず、

魚の眼で潮の流れ、すなわち中期ビジョンを察知する。

そのバランスが、自然とリスクヘッジにもつながるのだ。

「あきらめたらすべては終わり。自分であきらめた瞬間から

どんな小さな夢もかなわないものになる。成功者とそうでない人の違いは、

あきらめなかったか、あきらめたかの違いだけ。

最後に成功するのは成功するまで挑戦し続ける人である。

失敗したらもう一回やる。また失敗したらもう一回やる。

それでも失敗したら、またもう一回やる。成功するまで何度でもやるだけの話です」
(髙松修身氏)

見えないようではあるが、一番大事なところへ楔が打ち込まれる瞬間――。

それが二十五年間守りと攻めをくり返したシステムセンターの基盤を作っている。

「財界」2011.08.23号

会社は戦場、リーダーは狼たれ

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

いつの間にかこの社会には「利害得失」だけを価値基準にする

「ギブ・アンド・テイク」の風潮が蔓延してしまっている。

一方、こうした風潮に抗い、バーチャルでなく

生身の人と人の会話から生まれる「エネルギー」や「癒し」といった力を信じ、

実践しているのがシステムセンターである。

このような姿勢、言い換えれば一人ひとりが一人ひとりに

畏敬の念をもって対する姿勢が社員全員に徹底され共有化されている。

「言霊のキャッチボール」や「人情」が会社を社会にとって

必要かつ必然の存在としての共同体に昇華するのである。

それは人と人との関係、人と組織の関係の浄化へと連なり、

組織の「スピード」をも生む。

髙松修身氏が人を惹きつけてやまないのは、

人の琴線に触れる情の持ち主であること、

堅忍不抜の精神力、勇猛果敢な行動力、

一言で言ってしまえば、その「生き様」にあるようだ。

「物心ついたときから真実だけを貫いてきた。つまり誰に対しても

自分が正しいと思ったときは絶対に〝バック〝しない」

これが髙松氏の生き様だが、それは、彼が統率する同社の

「生き様」に結晶しているのである。

「財界」2011.08.2号

「決断と覚悟」の人生が人の和の力を引き出す

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

新しい時代を迎え「一人ひとりは何ができるのか」というテーマに我々は対峙している。

自分は企業経営を通して、社会とどうつながるのか。

常に自問を続けるシステムセンターの髙松修身氏は、「決断と覚悟」の連続の人生である。

理想を求めて、身を張って生きる。常に緊張感を持ち続ける人生である。

同氏は経営について、大学や専門学校に入ったり、師について学んだというのではない。

学友や仲間と意見や考えを出し合って相互啓発をしてきたというのでもない。

すべて独学だ。「わたしには完成形はないのです。

だから自分で考え続けなければならないところで生きてきたわけです。

社会のいかなる変動にもすばやく柔軟に対応できる組織があればこそ、

他社とは違った卓越性、特徴を強い武器にできるのです。

そのために、力があり、時には癖のある人材を組織の中に

活かすことも経営トップが注力すべきことです」(髙松氏)

彼の言葉は〝「和」とは個では得られない他との

めぐり合いで深い味を引き出す〞ことを示唆している。

同氏の生き様には今がある。ムーブメントにはスタイルがある。

けっして〝ぬるい〞生き方ではない圧倒的なエネルギーは、

内からのフィソロフィーの噴出である。

言いかえれば、自己をビジネスモデルとして、完璧に成立させたのである。

人の〝和〞の力を引き出し、複眼での多視覚がものをいう時代である。

「財界」2011.07.19号

勝負は善戦しても駄目、勝たなあかん

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

企業間競争の土俵は世界へと広がり、企業は優勝劣敗の法則の下で

「生き残り」をかけて闘う時代の只中に身を置いている。

ライバル企業が、あるいは外資が虎視眈々と経営権を奪おうと狙っている。

企業は自己を防衛するだけでなく競争に勝ち抜いていかねばならない。

まさに何でもありの土俵で「緊張感」ある経営を迫られている。

こんな時代の中、守りと攻めを巧みに織り混ぜた成長戦略を定め、

個性的リーダーシップを発揮して企業経営に当たっているのが

システムセンターの髙松修身氏である。

そのモットーは、「常に自問し諦めない精神」である。

「企業であれ、人であれ、どんなピンチの時でも必ずそれを乗り越える糸口は見つかるもの。

それには絶対に諦めない事。

いくら点を取られ負けているチームでも最後の最後まで諦めなければ、逆転できる。

その逆に油断や安心、諦めの気持ちが入れば、

いくら勝っていても逆転され負けてしまう」(同氏)

成長戦略を具体的にイメージし、このやり方でいいのか?

と常に自問し改善していく素直な心が勝ち残りの必須条件である。

絶対に〞諦めない〞強い信念と「チャレンジ」し続ける精神力を

常に持った企業や人だけが生き残れる時代である。

鹿児島のお茶の産地、知覧後岳で生産された深蒸し茶「髙月」

あっさりと飲みやすい新ブランド、芋焼酎の「髙月」。(左)720ml,(中央)18L,(右)4.5L

「財界」2011.07.5号

もてなしの精神、頭でなく心で感じろ

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

毎日がストレスと時間と体力との戦い。

何事にも優先順位をつけ合理的に算段する現代社会では人と会い、

費やす時間も自ずと限られてくる。

しかし、いかに多忙でも、この人とは会いたい、

時間をなんとか作って話したい、と思わせる経営者がいる。

こちらの心を見透かされているとわかっていながらも、

心洗われる気持ちにする男、それがシステムセンターの髙松修身氏である。

同氏は苦労人である。夢を大きく持ち続けている。

明るくめげない。時間に厳しい。スパッとした気風と決断力をかねそなえている。

「頭でなく〝心で〞」とよく言う。

髙松氏の〝心で〞という言葉には汲めども尽きない泉のような深い含蓄がある。

「人が観ていなくてもまた、義務や理屈でもなく〝心で〞感じ

その人のために今何ができるのか常に自問する」(髙松氏)

真っ向から相手のためにもてなしの精神で体当たりする髙松氏。

何か人と違ったマネのできない破天荒ぶりも人を魅了し、胸襟を自然に開かせる。

頭で考えるだけなら、できない言動も〝心で〞だからこそ生まれるのか……。

野性味にあふれ、直感の鋭さを身上とする髙松氏のDNAは

システムセンターの社員一人ひとりに確実に浸透していっている。

「財界」2011.06.21号

行きつくところは〝人〞
最後は〝人のモラル〞が最重要

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

人間がよく働く理由の一つは、他の動物と違って

われわれは休みたいという衝動を抑えることができるからだ。

昼寝をしたくなったときにコーヒーを飲み、

暖房の部屋で暑くてぼうっとしそうなときに廊下に出る。

多くの人間は生きるために必要な量よりはるかに多くの

財を生産したいという強い欲求につき動かされて、しゃにむに働く。

しかし、そんな仕事人間ばかりになったら、

人と人の真の心のつながりはどうなってしまうのか?

その問いの答えを求め続けてきた会社がシステムセンターである。

一日一日を大切に、一つひとつの仕事、一人ひとりの人のつながりを

真剣にという哲学を基に、会社の土台を築いてきた

システムセンターの髙松修身氏は、業界の第一世代の社長だ。

同氏は、潜在的な個性の力を引き出しそれを組織力と統率力に昇華する。

また何事にもオープンな人間関係を基礎とし、同じ釜の飯を喰う機会と時間を

できるだけ多く作り、人と人の隔たり、みえない隔たりをぶち壊していく名人でもある。

一見、非効率とも見える〝人の絆〞の同社は、

二十六年の歩みが証明するように本当の意味で大地に根を下ろした組織といえる。

本格焼酎『髙月』のギフトセット