「財界」2011.01.11号

楔だから一番大事なところへ打つ
楔だから見えないように打つ

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

鳥の眼、虫の眼、魚の眼

経営には、さまざまな問題や危機が大なり小なりおこりえるもの。

熟慮断行を旨としている髙松修身氏のリスクヘッジは、目を見張るものがある。

十分に時間をかけた上で思い切って実行するその行動力には

〝スピード〞と〝異大な発想〞、それに強い信念が伴う。

その言行動、スピードには同社幹部陣営をも時には煙に巻かれ、予断を許さない。

常に社内、社外、同業他社、モノのトレンドには敏感で、その洞察力を強力な武器とする。

「鳥の眼では俯瞰から大きく急所をとらえ、虫の眼で人の心の機微までをも逃がさず、

魚の眼で潮の流れ、すなわち中期ビジョンを察知する。

そのバランスが、自然とリスクヘッジにもつながる」(髙松修身氏)

海外展開を含め地球規模にもおよび、その厳しいアンテナは、張りめぐらされている。

見えないようではあるが、一番大事なところへ楔が打ち込まれる瞬間。

それが二十五年間守りと攻めをくり返したシステムセンターの基盤を作っている。

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