「財界」2010.10.5号

もてなしの精神。頭ではなく心で感じろ
その人のために今何ができるか常に自問

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

毎日がストレスと時間と体力との戦い。

優先順位をつけ合理的に算段する現代社会。

人と会い、費やす時間も自ずと選択されてしまう。

いかに多忙でも、この人とは会いたい、

時間をなんとか作って話したい、と思える経営者がいる。

こちらの心を見透かされながらも、心洗われる気持ちにする男が、

システムセンターの髙松修身社長である。

同氏は苦労人である。夢を大きく持ち続けている。

明るくめげない。時間に厳しい。

スパッとした気風と決断力をかねそなえている。

「頭ではなく”心で”」とよく言う。

髙松氏の”心で”とは、近頃の基準でいえばむずかしい。

しかし、味読すれば、汲めども尽きない泉のような深い含蓄がある。

「人が観ていなくても、また、義務や理屈でもなく、

”心で”感じその人のために、今何ができるのか常に自問した」(髙松社長)

当意即妙ではなく、文字通り真裸になり相手のために、もてなしの精神で体当たりする。

何か、人と違ったマネのできない破天荒ぶりが人を魅了し開襟させるのだ。

頭だけで考えるなら、できない言動も、心だからこそ生まれるのか……。

言葉では説明しがたい、”もてなしの精神”、

マニュアルやテキストに頼るのではなく、野性味ある、

直感の鋭さも武器とする髙松社長のDNAはシステムセンターの

社員一人ひとりにも伝わっていくのである。

あっさりと飲みやすい新ブランド、芋焼酎の「髙月」(たかつき)とオリジナルの焼酎カップ。

「一般酒類販売免許」を取得したシステムセンターは

5万7000種類の酒類をシステム化されたネットワークで展開。