「財界」2011.07.5号

もてなしの精神、頭でなく心で感じろ

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

毎日がストレスと時間と体力との戦い。

何事にも優先順位をつけ合理的に算段する現代社会では人と会い、

費やす時間も自ずと限られてくる。

しかし、いかに多忙でも、この人とは会いたい、

時間をなんとか作って話したい、と思わせる経営者がいる。

こちらの心を見透かされているとわかっていながらも、

心洗われる気持ちにする男、それがシステムセンターの髙松修身氏である。

同氏は苦労人である。夢を大きく持ち続けている。

明るくめげない。時間に厳しい。スパッとした気風と決断力をかねそなえている。

「頭でなく〝心で〞」とよく言う。

髙松氏の〝心で〞という言葉には汲めども尽きない泉のような深い含蓄がある。

「人が観ていなくてもまた、義務や理屈でもなく〝心で〞感じ

その人のために今何ができるのか常に自問する」(髙松氏)

真っ向から相手のためにもてなしの精神で体当たりする髙松氏。

何か人と違ったマネのできない破天荒ぶりも人を魅了し、胸襟を自然に開かせる。

頭で考えるだけなら、できない言動も〝心で〞だからこそ生まれるのか……。

野性味にあふれ、直感の鋭さを身上とする髙松氏のDNAは

システムセンターの社員一人ひとりに確実に浸透していっている。