「財界」2012.04.17号

人づくりこそ
企業の最大の責務である

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

人材育成のためには「あらゆる投資をおしまない」。

これがコンピュータシステム関連のアウトソーシング業界で成長を続ける

システムセンターの人材戦略のすべてだ。

顧客に信頼される人材の育成こそ企業競争力の源泉。

同社であれば、優秀な技術者育成に力を注ぐことこそ成長の要諦となる。

同社がもつ、他社にない理念もそこから生まれる。

「新時代の技術者集団創りは企業が信頼度を高めるための投資である」。

こう言い切るのはコンピュータのソフトウェア開発とSE技術者派遣も手掛ける

ソリューション型ベンチャー企業、システムセンターの社長・髙松修身氏。

1986年名古屋で創業し、バブル経済崩壊をものともせず、東海地区から、東京、大阪、

中国・上海にも進出し今や世界をにらむ眼をもつ。

創業はたった8名からスタート。

その陣頭指揮をとりつづけているのが髙松氏である。

「新時代はソリューションがテーマだ。今までの技術やノウハウだけでなく、

たゆまざる問題発見と解決策が提案できてこそ時代が求める技術者だ」と、髙松氏は語る。

そのためには特にIT技術を含め新時代の技術習得と技術者能力の開発が大切であり、

プロ技術者集団の育成にあらゆる投資を集中し

顧客の期待に応えてこそ企業競争力は高まる。

技術の前に人があり、人の成長があってこそ技術力の成長がある。

それこそシステムセンターが他社に群を抜いて成長してきた秘訣であり、

守るべき理念だと言えるだろう。