「財界」2016.1.26号
「人間味」と「技術力」の結合が生む信頼
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
2016年は世界的にもお金や技術、力というこれまでの価値観を転換し
人間の叡智を回復することが決め手となっていくであろう。
この点では経済の豊かさだけでは本当に幸せにはなれないことを深く体験した
日本だからこそ開ける道がある。
現実を生み出す基にある「心や志」の働きの重要さを再確認することが
本当の出発点であるように想える。
現代社会のキーワードの一つとして〝自己責任〞という言葉が強調される。
企業も個人も自らの力で我が能力を高め、発展させる時代を迎えたということである。
「そういう時代に人を引きつけるのは、
琴線に触れホロッとさせる人情の厚さそしてその〝生き様〞にある。
何よりも誰に対しても自分が正しいと思った時は絶対に〝バック〞しない」。
これはシステムセンター、髙松氏の確乎不抜(ふかっこばつ)の生き様である。
つけ加えれば「人間味」と「技術力」をさらに成長させ各コンピュータ技術と設計技術が、
有機的に結合される複合技術(マルチエンジニアリング)を確立させることが根底にあることが分かる。
「人間味と技術力」の融合の追求が顧客に「信頼」され続ける同社の秘密のようにも見える。