「財界」2008.06.10号

「「時間は創るもの」「時間がない」とは絶対言わない」


システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami

日々、ビジネスマンや経営者によく使われる言葉に「時間がない」という台詞がある。
「時間がない」という言い訳は、会社に限らず一般社会や家庭でも頻繁に使われる。

しかし、「時間がないこと」が本当に理由だろうか?
時間がなくて他のことができないほど、その人は本当に忙しくて時間を大切に使っているのだろうか?

周りを観察する限り、多くの人はさほどいつも忙しいように思えない。
「時間がない」という理由を体裁のよい言い訳に使っているにすぎないのだ。
どんな場合でも決して「時間がない」と言わない経営者がシステムセンターの高松修身社長だ。

「時間がないのではない、時間は創るものだ。その為には、
1.集中力
2.プライオリティー(優先順位)をつける。
そして
3.捨てること。
この三点が最重要」( 高松社長)

「時間とはそこにあるもの」ではない。
だから「時間がない」という人は間違っている。
「時間は創るもの」であり、時間を創れない人は自分の意思も創れない人ということだ。
言い換えれば、時間を自己管理できない人である。

「捨てること」とは、限られた時間でやるべきことや、どれをやるかを選択するのではなく、やらないことを上手に捨てることである。

「時間を使うための判断基準」をきっちりと決めておくことが重要なのだ。

時間は創るもの、そのためには上手に捨てることがポイントであると高松社長は言う。

人生にとって時間は限られている。
人生の時間は有限なのだから。