「財界」2018.10. 9号

その人から〝感じるもの〞で動く

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

一九八六年、愛知県名古屋市で産声を上げたシステムセンター。

その最前線で常に陣頭指揮を執り、着実に拡大路線を成功させてきたのが髙松氏である。

元漫才師という異色の経歴の持ち主であり、

乱世から伸(の)し上がってきた創業者だけが持つ人間力を漂わす。

若い頃から独立心おう盛で早くから親元を離れ、

それ以後の破天荒なエピソードも数知れない。

企業経営という表舞台に登場したのは三十三歳の時だった。

社員を鼓舞し喜びを共にする経営者であり、しかも人を魅きつける磁場を発する。

彼の周りにはいつも有能な人材、エキスパートが集まる。

「僕はただその人から〝感じるもの〞によって動くだけ。

誰のまねでもなく自分の経営スタイルでやってきた。数字ではない。

感じ合えることで、その人との繋りに100%のエネルギーを使ってきたし、

これからも使っていく。変わることはないです」(髙松氏)

その人間を基軸とした信念こそ同社躍進の大きな牽引力である。