「財界」2019.7. 9号
旧来の常識を打ち破り
絶えず追求・発掘・創造あるのみ
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
社会の動きや産業界の流れを見ていると、その変化、
スピードはまるで何かにせきたてられているかのように加速度的に速まっている。
保守的、前例踏襲的経営では、もはや立ちゆかないのだ。
言いかえれば、いままでの価値観や発想を一度すべて打ちこわして、
別の角度や視点から観てかかることが、経営においても社員教育においても必要である。
それを成しうるのが〝奇業家〞であり、まさに今こそ奇業家が活躍する時代なのである。
「経営とは究極的に自己追求と結びつき、
経営のなかで絶えず自分を追求し発掘し創造していくもの」(髙松氏)
今の時代を泳ぐ奇業家である髙松氏は、その奇の部分が天性のものか、
または培われたものかは分からないが、
新しい時代の新しいタイプの経営者であることは間違いない。
人それぞれ一つは必ず持っている美点、
優れた能力を引き出す才能に関しては抜群の本能を発揮し、
一人ひとりと裸で真っ向から向きあい、その人たちの力となり、
お互いが向上しながら人間ならではの強固なつながりを生み出す。
そういう素直な関係づくり仲間づくりを通して、
積み残しのない生き方を日々、虚心坦懐に自分に課している経営者である。