「財界」2019.8. 27号
〝情〞と〝技術力〞
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
今の時代はまさに合理化とスピード時代。
しかし社会が成熟すればするほど、
人と人との「情」の結びつきが希薄になる傾向にもある。
「勝ち残る会社とは――第一に〝情〞の結びつきが強いこと。
第二に他社を上回って〝技術力〞が高いことです」(髙松氏)
社員との関係づくりにおいて距離を置くのではなく、社員に体を向けること。
一視同仁(いっしどうじん)、明るく、嘘がないこと。
合理的なスキルアップシステムを徹底すること。
公平にして無私――それが勝ち残る会社のトップには必須であり、
人と人の〝情〞の結びつきを強力なものにする基本であるとのことだ。
「あと、しいて言えば中途半端な考えはせず、部下にやりたいことを大いにやらせる。
出す物は思いきって出す(笑)。
それと基本的に人が好きで信頼することです」と、
ユーモアのなかにも刺激的な言葉で人を引きつける同氏からは、
なぜか接していると人情の深さを垣間見ることができる。