「財界」2020.7. 22号
〝一瞬の勝敗〞
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
〝合理性とリスク〞〝拡張と消滅〞が背中あわせの時代に、徒手空拳でのし上がってきたのが
ソフトウェア開発を手掛けるシステムセンターだ。その特徴として挙げられるのはシステム環境別に
細分化し、生産性などの向上を追求しながら、ユーザーの環境に応じて瞬時に対応できるようにした
同社独自の体制づくりがある。
また〝社長〞が〝天職〞という髙松氏の信念は〝その一瞬にこそ、巻き返しのチャンスあり〞。
「勝っている時は油断が生まれるが、負けている時にあきらめなければ、必ず巻き返しのチャンス
がほんの一瞬だけ生まれる。そのほんの一瞬をものにするかしないかが勝負を分ける。
成功と失敗を分けるのは、紙一重の差しかない。企業においても、個人一人の生き方においても
まったく同じことがいえます」(髙松氏)
ほんの〝一瞬の勝敗〞
それは、波乱の半生を歩んできた髙松氏の生き方の反映かもしれない。