「財界」2009.03.24号

「人づくりこそ企業の最大の責務である」

システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami

人材育成のためには「あらゆる投資をおしまない」これがコンピュータシステム関連のアウトソーシング業界の中で成長を続けているシステムセンターの人材戦略の根幹だ。

客に信頼される人材の育成こそ企業競争力の源泉。優秀な技術者育成に力を注ぐ同社の他社にない理念とは何かを探る――。
「新時代の技術者集団創りは信頼投資」と言い切るのはコンピュータのソフトウェア開発とSE技術者派遣も手掛けるソリューション型ベンチャー企業、システムセンターである。
1986年名古屋で創業し、バブル経済崩壊をものともせず、東海地区で最大手の座をつかみ、東京、大阪、中国・上海にも進出し今や世界をにらむ眼をもつ。創業はたった八名からスタート。

その陣頭指揮をとりつづけているのが髙松修身社長である。

「新時代はソリューションがテーマだ。今までの技術やノウハウだけでなくたゆまざる問題発見と解決策が提案できてこそ時代が求める技術者だ。そのためには特にIT技術を含め新時代の技術習得と技術者能力の開発が大切と、プロ技術者集団の育成にあらゆる投資を集中し顧客の期待に応えたい」と、髙松社長は語る。

技術の前に人があり、人の成長があってこそ技術力の成長がある。それこそシステムセンターが他社に群を抜いて成長できる秘訣だと言えるだろう。