「財界」2012.10.30号
人に任せる。それは“信頼”のなせるワザ
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
日々心身ともに消耗し、疲れきってしまうほど、
1年365日が合戦だという経営トップがほとんどだ。
しかし、トップの分身を創り、“任せる経営”〝任せる分野”を
うまくコントロールできれば、こんな力強いことはない。
会社を大きく前進させられるかどうかは、トップが組織に“信頼”できるキーマンを創り、
“任せる”ことができるかどうかにかかっている。
「自分より一つすぐれたものをもつ人にその分野をすべて任せる。
任せなければ企業は発展できない。
各部門に少なくとも一人、信頼できる“人”が
陣営を強く固めているのが望ましい。
真に“信頼”し“任せられる”人がいれば組織は磐石です」
「私は私同様にその人を信用しています」(髙松氏)
人の器の大きさ、深さを感じさせる同氏は自然体で日々を送る。
今日も信頼できる仲間と共に、“嘘をつかず”“一歩一歩ていねいに”をモットーに
真剣に一日一日を生きている――そんな男の背中を社員に見せる髙松氏だ。