「財界」2014.5.27号
モノを失えば小さく失う。信頼を失えば
大きく失う。夢を失えばすべてを失う。
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
経営には、さまざまな問題や危機が大なり小なりおこりえるもの。
熟慮断行を旨としている髙松氏のリスクヘッジは目を見張るものがある。
十分に時間をかけた上で思い切って実行するその行動力には
〝スピード〞と〝異大な発想〞それに強い信念が伴う。
その言行動、スピードには同社幹部陣営でも時には煙に巻かれ油断できない。
常に社内、社外、同業他社、モノのトレンドには敏感でその洞察力を強力な武器とする。
海外展開となれば地球規模にもおよび緻密な情報収集力をもつアンテナが張りめぐらされている。
鳥の眼では俯瞰から大きく急所をとらえ、虫の眼で人の心の機微までをも逃さず、
魚の眼で潮の流れ、すなわち中期ビジョンを察知する。
そのバランスが自然とリスクヘッジにもつながるのだ。
「あきらめたらすべては終わり。
自分であきらめた瞬間からどんな小さな夢もかなわないものになる。
成功者とそうでない人の違いは、あきらめなかったか、あきらめたかの違いだけ。
最後に成功するのは成功するまで挑戦し続ける人である。失敗したらもう一回やる。
また失敗したらもう一回やる。それでも失敗したら、またもう一回やる。
成功するまで何度でもやるだけの話です」(髙松氏)
それが28年間守りと攻めをくり返したシステムセンターの基盤を作っている。