「財界」2009.10.13号
”まごころ””素直さ”をモットーに自分の感性でつらぬいてきた
やるのか、それともやらないのか。「やってみる」というのはなしだ。
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
コンピュータ関連のソフトウェア開発、技術者派遣を手掛けるシステムセンターは
創業以来、バックギヤーをはずし、破竹の勢いをみせる。
ホテルニューオータ二9階、都心ビル郡を眼下にするシステムセンター東京本部の一室で、高松社長は、飛脚の原動力をこう分析する。
「顧客が求める新時代の技術開発とアウトソーシングに対して、人、技術、信頼の全てを挙げてきめ細かく徹底的にサポートする。社内、外ともに瞬時にコンセンサスを取り、それを可能にした
システムセンターならではの組織作り、これが成功の鍵になった」と。
じつは、最前線で陣頭指揮をとる同社社長は、元漫才師という異色の経歴の持ち主。歯に衣を着せぬ物言い、既存の常識を打ち破るその破天荒な生き方は、保守的な日本の経営者像を一変させた。
「誰のまねでもない。まごころだけをモットーに自分の感性でやってきた」
拡大成長へのアクセルをふみこむのは、何も冷徹な数学のみではない。高松社長のこのリーダーシップこそ、社員のベンチャー精神を引き出し、活力あふれる組織にしたのではないだろうか。
《新世紀の技術を創世する技術者集団》を標榜するシステムセンター。コンピュータ関連のアウトソーシングの中にあっても、いち早く新時代の扉を押し開くエネルギーに満ちあふれる企業である。