「財界」2010.1.26号
人に任すこと。それは〝信頼〞のなせるワザ
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
会社を前進させるためには、トップが組織に〝信頼〞できるキーマンを創り、
〝任せる〞ことができるかどうかだ。
日々心身ともに消耗し、疲れきってしまうほど、一年三百六十五日、合戦だという経営トップがほとんどだ。
しかし、トップの分身を創り、〝任せる経営〞〝任せる分野〞をうまくコントロールできれば、こんな力強いことはない。
「自分より一つすぐれたものをもつ人にその分野をすべて任せる。任せなければ企業は発展できない。各部門に少なくとも一人、信頼できる〝人〞が陣営を強く固めているのが望ましい。
真に〝信頼〞し〝任せられる〞人がいれば組織は磐石です」「私は私以上にその人を信用しています」(髙松社長)
人の器の大きさ、深さを感じさせる同氏は自然体で日々を送る。
今日も信頼できる仲間と共に、〝嘘をつかず〞〝一歩一歩ていねいに〞を
モットーに真剣に一日一日を生きている――そんな男の背中を社員に見せる経営者だ。