「財界」2022. 9. 21号

『共に生きる』

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

人間にとっての豊かさの意味とは何か。また持続可能な循環型社会をどのように作っていくか。

そんな難しいテーマを前に人々は従来の生き方を見直す必要性に迫られている現代。

その現代社会では機械設備などのモノよりも、知的財産を生み出すヒトの価値が高まっている。

ヒトという、とらえどころのない経営資源をどう活かすかがこれからの経営者の最重要課題でもある。

企業とは? 社会とは? 原点にかえり改めて考え、見据える必要がある。

人を大切にし「礼」に報いる「心」の経営姿勢を貫くシステムセンターの髙松氏は

『当社は社員一人ひとりが、やる気と素直さを持って仕事に注力できる会社環境を、

まず整えることからスタートしました』と語る。

それは同社の明めい鏡きょう止し 水すいな「焼酎」づくりにもにじみ出ている。

〝コンピュータ経営資源供給企業〞だけにとどまらない「心」を供給し発信するのが、

同社の神髄であるかの様に感じる。

「財界」2022. 9. 7号

〝人〞にかえる

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

バーチャル世代、まさに無機質社会のまっただ中。だからこそ〝人〞にかえり〝人〞の教育と

〝技術〞の向上にさらに注力しなければならない。

コンピュータのソフトウエア開発とSE技術者派遣を手掛けるシステムセンターは、

1986年、名古屋で創業し東京本部であるニューオータニビジネスコートの一角から

関東以北をにらみつつ、大阪、さらに上海へと展開した。

「〝人〞が財産であるこの業界では、技術者の人材育成がもっとも重要なテーマである」(髙松氏)

システムセンターの強みは〝人間力〞と〝技術者のレベルの高さ〞にあり、

これがコーポレートカラーでもある。

同社の社員の対応のよさ、マナーのよさは広く知られており、スピードと効率を心得て

間然とするところがない。

スタッフのはきはきとした態度やあいさつの徹底など基本は勿論のこと、

深くすぐれた教育がなされていることには定評がある。

その力を引き出すのは、論理を越えたトップの生き方にある。