「財界」2023. 6. 21号

人の〝和〞の力

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

「信州蕎麦(そば)を食べるときにわさびに砂糖を合わせると、わさびの辛みがさらに効いて

とても美味しくなる。

「和」とは個だけでは得られない他とのめぐり合いで深い味を引き出すことです」(髙松氏)

古来から伝統ある木造建築において《塔組みは木組み/木組みは、木のくせ組み/

木のくせ組みは、人組み/人組みは、人の心組み/人の心組みは、棟梁(とうりょう)の

工人への思いやり/工人の非を責めず、己の不徳を思え》とある。

「塔組み」を「会社組織」におきかえれば木造建築の一本一本の木材の組み合わせが、

組織の一人ひとりの組み合わせと同じであるのが分かる。

「良材だけを選り分けて用いるのでなく、真っすぐな人間と癖のある人間とを

どう組み合わせていくか、それによって組織の強みが出せるのです。

言いかえれば人の〝和〞の力です」(髙松氏)

他社とは違った卓越性、特徴を強い突破力にするために、力があり時には癖のある人材を

組織の中で活かし、〝和〞の力を活用する同氏。その更なる挑戦はこれからも続く。

「財界」2023. 6. 7号

努力は無限

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

「信念の人」「夢は広がる」――この二つの言葉を真剣に実践する経営者、それがシステムセンターの

髙松氏だ。

本社を名古屋市中区栄のど真ん中に配し、立ち上げ当時の経営のきびしい時代をも戦闘的に乗りこえ

てきた。

設立以来、効率的な経営を心がけ、売上増とコストダウンの攻めと守りを同時に行う経営に絶妙の冴え

を発揮してきた。

「才能は有限だ。しかし努力は無限だ」という言葉を自ら拳々服膺している。

また、常に高い意識を持ち社会や社員にできるだけ近づく。つまり痛みが判り、思いやりを持ち、

勝ち負けよりも、あるいは損得よりも、社会と人にとって何が是か非かを常に自問する。

「人」を大切にし「礼」に報いる「心」の経営を徹底的に貫いてきた。

結果、社員の定着率の高い「フラットでオープン」な組織が創られた。

社員一人ひとりがやる気と素直さを持って自らの目標のハードルを高く揚げ、

仕事に注力できる環境を築きあげたのだ。

創意工夫の経営がこれからも続く。