「財界」2025. 6. 25号
花をささえる幹、幹をささえる根、
地道な根は見えない

システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
現代社会のキーワードのひとつに〝自己責任〟という言葉がある。
企業も個人も自分の身は自分で守る時代を迎えたということでもある。
そんな時代の中、克己復礼(こっきふくれい)を旨としている髙松氏のリスクヘッジは
目を見張るものがある。
十分に時間をかけた上で思い切って実行するその行動力には〝スピード〟と〝異大な発想〟
それに強い信念が伴う。その言動、スピードには幹部たちも時に煙に巻かれてしまう。
同氏は常に社内、社外、同業他社、モノのトレンドに敏感でその洞察力を強力な武器としている。
一見すると無手勝流のようにも見えるがよく見れば人をささえる
「人間味」と「技術力」を根底として成長させ、それはまさに周到な発想による経営戦略と
〝地道な根〟に徹した理念に基づく進展である。
地道に人をささえるシステムセンターの「人間味と技術力」の融合が、
顧客からの「信頼の根」を産み出している。

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「財界」2025. 6. 11号
一人の影響力

システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
生きものの細胞組織も会社の組織も同じで、悪いウィルスにでも人の役に立つウィルスに
でもどちらにも周りが感化される。がんばる人がいれば周りも感化され影響される。
人、一人ひとりの存在と影響をとても重要視し、すばやくキャッチするのが
システムセンターの髙松氏だ。その洞察力、先読みの鋭さは共に苦労する社員にも向けられる。
『北京で一羽の蝶々が羽ばたくと、ニューヨークでハリケーンが生じる』とは複雑系の理論、
カオス理論でよく語られるたとえ話だが、蝶々の羽ばたきというごくわずかな気流の乱れが
巨大な嵐を引き起こす。
すなわちミクロの"ゆらぎ"が予想をはるかに超えたマクロの変化をもたらす。
組織の中の一細胞でもゆるがせにはできない理由だ。
「一人ひとりの強い結束と前向きなスタンスはもちろんのこと、
人の良さを引き出し自信を持たせるには"心のヒダ"まで入り込まねばダメだ」と同氏は力説する。
それは一人の影響力をとても重視するからこそである。
いかに時代が千変万化(せんぺんばんか)しようとその根幹になくてはならないもの、
それはなんといっても"一人ひとりの力"である。

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「財界」2025. 5. 28号
道(みち)

システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
世界経済の変動。時代の流れに一喜一憂せず、翻弄されず、自助努力の効く会社にならない
といけない今、根はしっかりと太く強く伸びている会社を目指すシステムセンターは
高い技術力、スキルアップに注力してきた。
同社の髙松氏は「人生は自己責任。不満の原因は我にあり。
人生は待ってたらあかん自ら“道”を切り開け」と手厳しい。
また「みち」という言葉を好みよく使うのが同氏。
「道」とは仁じんどう道であり、商道であり、武士道である。人として守るべき道、
企業人として精励すべき道、武士として恥じざる道。
いずれも現代人が軽視し省みること少なくなった日本人古来の美徳である。
「みち」という深い意味を根底におき「高い技術」と「志」のマッチングが
システムセンターの神髄でもある。
「道無き道」をゆく同社はまた新たな“みち”を自ら切り開き、突き進んでいく。

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「財界」2025. 5. 14号
逆境にあってこそ人生を考えることが出来る

システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
社会の動きや産業界の流れを見ていると、その変化、スピードはまるで何かにせきたてられているかの
ように加速度的に速まっている。
保守的、前例踏襲的経営では、もはや立ちゆかないのだ。
言いかえれば、いままでの価値観や発想を一度すべて打ちこわして、
別の角度や視点から観てかかることが、経営においても社員教育においても必要である。
それを成しうるのが〝奇業家〞であり、まさに今こそ奇業家が活躍する時代なのである。
「いのちの尊さも、人の脆もろさも、情の有り難さも、逆境にあって真剣に考えることができる」
(髙松氏)
今の時代を泳ぐ奇業家である髙松氏は、その奇の部分が天性のものか、
または培われたものかは分からないが、新しい時代の新しいタイプの経営者であることは間違いない。
人それぞれ一つは必ず持っている美点、優れた能力を引き出す才能に関しては抜群の本能を発揮し、
一人ひとりと裸で真っ向から向きあい、その人たちの力となり、
お互いが向上しながら人間ならではの強固なつながりを生み出す。
そういう素直な関係づくり仲間づくりを通して、積み残しのない生き方を日々、
虚心坦懐に自分に課している経営者である。

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「財界」2025. 4. 23号
〝痛み〞が分かる『人蕩(ひとたら)し』

システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
「人蕩し」というと人を思いのままに利用し、人を虜にしてしまうがごとく誤解されやすいが、
さにあらず。
たくさんの人々を味方にし信頼され、それを持って自分の思い描く事業の夢や目標を確実に達成する。
また「人」に自信やエネルギーを与えやる気を引き出す〝力〞をも秘めていなければならない。
懐もとてつもなく深い。
「一人ひとりが人間として持つ可能性は想像以上に大きくて深い。
それに対して畏敬の心を持って相手を信じ続けることも、これを開花させる大きな鍵です」(髙松氏)
特記すべきはそうした個性の輝きをどのような共通の目的に向かって〝協働〞に誘うかである。
要になるのは単なる私利を超えた志である。
しかし、志やビジョンは抽象的な夢物語や力のみの中では生まれない。
「痛み」を自分事とする感性とこれに応えようとする意志がその源である。
誰よりも「痛み」の分かる男であり「人蕩し」の名人だからこそ、このリーダーの生き方が
そのまま同社の結束に結実している。

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「財界」2025. 4. 9号
決断と覚悟

システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
大企業と中小企業の格差は広がり、企業間の優劣が覆い隠せないほど歴然と表れる時代となった。
新しい時代を迎え各個人がしっかりと身を守り鍛え「一人ひとりに何ができるのか」という
テーマに対峙している。
企業経営を通して自分は社会にどんな貢献ができるか。
常に自問を続けるシステムセンターの髙松氏は、「決断と覚悟」の連続の中で生きてきた。
理想を求めて身を張って生きる。常に緊張感を持ち続ける人生である。
同氏は経営について大学や専門学校に入り師について学んだというのではない。
学友や仲間と意見や考えを出し合って相互啓発をしてきたというのでもない。すべて独学だ。
「わたしには完成形はないのです。だから自分で考え続けなければならないところで生きてきた。
信条は〝すぐやる、必ずやる、できるまでやる〞です」(髙松氏)
その生き様には今がある。ムーブメントにはスタイルがある。
けっして〝ぬるい〞生き方からは発生しない圧倒的なエネルギーは、
内からのフィロソフィーの噴出である。
しかし、そこには必ず〝想いやり〞が同席しているのである。

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「財界」2025. 3. 26号
『他のせいにしない』

システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
1986年3月の設立時から意識改革運動がすでに始まっていたシステムセンター。
40年目の今も「まだまだ道半ば。これからどんどん改革を進め企業存続の限り永遠に改革は続く」
というスタンスを崩さない同社。
この数年、流通業界のみならず外食、繊維・アパレル、日用品雑貨、電気代など様々なものの
値上がりが続いた。値上がりはいったんは消費者の気持ちがはなれる事もある。
さらに給料アップが追いつかない現実。
コンピューター業界も同じで一人ひとりの高い技術力と〝人間力〞をいかに高め追求するかが
明暗を分ける。
単にマニュアルに頼るのではなく自分の体験としてものごとに当たる事が重要である。
「『虎の巻』は自分でつくれ!!そうすれば自然と不振の原因を他のせいにしない組織体質が
でき上がっていく」と喝破する髙松氏。
そして愚直にまっすぐに社内に呼びかけ続ける。
そんな背中からは一日一日を勝負していく組織力の強さと信頼がハッキリと見えてくる。

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「財界」2025. 3. 12号
『考えるな! 感じろ!』

システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
毎日がストレスと時間と体力との戦い。優先順位をつけ合理的に算段する現代社会。
人と会い費やす時間も自ずと制限されてしまう。
いかに多忙でもこの人とは会いたい、時間をなんとか作って話したいと思える経営者がいる。
こちらの心洗われる気持ちにさせる男が、システムセンターの髙松氏である。
同氏は苦労人である。夢を大きく持ち続けている。明るくめげない。時間に厳しい。
スパッとした気風と決断力をかねそなえている。「頭でなく〝心で〞」とよく言う。
その〝心で〞とは、近頃の基準でいえば、むずかしい。
しかし、味読すれば汲めども尽きない泉のような深い含蓄がある。
「人が観ていなくても、また義務や理屈でもなく〝心で〞感じその人のために
今何ができるのか常に自問した」(髙松氏)
計算で当意即妙を見せつけるのでなく、文字通り真裸になり、相手のためにもてなしの精神で
体当たりする。まさに、『考えるな! 感じろ!』である。
マニュアルやテキストに頼るのではなく、野性味ある直感の鋭さも武器とする同社のDNAは、
社員一人ひとりにも伝わっていく。

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「財界」2025. 2. 26号
『共に生きる』

システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
人間にとっての豊かさの意味とは何か。また持続可能な循環型社会をどのように作っていくか。
そんな難しいテーマを前に人々は従来の生き方を見直す必要性に迫られている現代。
その現代社会では機械設備などのモノよりも、知的財産を生み出すヒトの価値が高まっている。
ヒトという、とらえどころのない経営資源をどう活かすかがこれからの経営者の最重要課題でもある。
企業とは? 社会とは? 原点にかえり改めて考え、見据える必要がある。
人を大切にし「礼」に報いる「心」の経営姿勢を貫くシステムセンターの髙松氏は
『当社は社員一人ひとりが、やる気と素直さを持って仕事に注力できる会社環境を、
まず整えることからスタートしました』と語る。
それは同社の明鏡止水(めいきょうしすい)な「焼酎」づくりにもにじみ出ている。
〝コンピュータ経営資源供給企業〞だけにとどまらない「心」を供給し発信するのが、
同社の神髄であるかの様に感じる。

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「財界」2025. 2. 12号
逃げない こびない ごまかさない

システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
名古屋に本社を置くシステムセンターは、「コンピュータ経営資源供給企業」として
その高い技術力と信頼性を強い基盤としている。
同社の強さの秘密を解く鍵は髙松氏の『逃げない、こびない、ごまかさない』
という精神にあるようだ。しかもこの精神が会社の根底にぶれることもなく脈々と根付いている。
取引先に対し正直な対応をするということから非常に大きな信頼を得、
安心感を与え仕事の依頼が増えていく。
その反面、相手が取引先であっても自分が正直な姿勢を貫いているという確固たる信念の下、
決しておもねることなく、譲ることのできない一線を守ることにより、取引先との〝真剣味ある絆〞
を維持している。
これがともすれば取引先の意向に押しつぶされていく企業が多い中で、
同社が健全な経営を押し進めていく原動力となっている。
また、髙松氏は社員一人ひとりがそれぞれのポジションで全力を尽くせる環境作り、
人の温もりと血のかよった強い組織作りにも注力している。
『逃げない こびない ごまかさない』―同社の非凡にして愚直な信条である。

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