「財界」2018.8. 28号

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

今の時代を生き感じることはIT社会の便利さと合理性。

それでいて人と人のつながりは希薄化し、

何かが失われていると痛感する現代。

今一度、人としての心の本質を見つめることが現代にはとても大切な問題ではないだろうか――。

「本物技術」の追求をテーマに、一人ひとりの〝人間力〞と

一糸乱れぬ盤石な〝組織力〞を誇るシステムセンターは、

名古屋のど真ん中に本社の陣を敷く。

礼儀と素直さを基調とした真剣勝負の毎日は、筆舌に尽くしがたいが、

ただ一つ言えることは〝輝いて生き生きしている会社〞であるということだ。

「強い会社にするには心を感じる事ができるトップの生き様・姿を見て

人の和ができ、良き方向へ脱皮していく。

その結果人生目標と、夢をもてる人の集まりになっていく」(髙松氏)

確かに人と人、企業と企業も、計算ずくでつき合うだけで、

そこに誠実さが欠ければメッキがはがれるのは時間の問題である。

なぜ〝輝き生き生きしている会社〞であり続けられるのか?

今後も注目していきたい企業である。

「財界」2018.8. 7号

〝自分〞という絶対的な座標軸

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

世界は大きな転換期にある。

世界中を様々な情報が駆けめぐっているが

それに振り回されていては何も決めることができない。

競争者は無数にいる。

必要な情報を的確に迅速に取り込み、

それに従って決然と行動するのが経営者だ。

だからこそ「多様な情報にふりまわされない〝自分〞という

絶対的な座標軸が重要なのです」(髙松氏)。

この座標軸とはあくまでも自分で築きあげた、

ものさし、基準であるという点に強みがある。

世評や人気といったような他人を介入させるものでなく、

浮世の表面的な事とは関係もなく、

自己の体験から生まれた独自の軸なので揺らぐ事なく、

自分を内側から支えてくれるものである。

絶対的な座標軸の存在がその人にとって生きるということの決め手にもなるのだ。

さらには、その人の下にある企業の命運をも決するのだ。

いかに多くの事を体験し、もまれ、苦しみ抜いたか、

そんな中から自信や力強さが生まれてくる。

まさに〝自分という独自の軸〞がものをいう時代である。