「財界」2021. 9. 22号

『絶対に諦めない』

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

〝緊張感〞のある時代である。

企業間競争の土俵は世界へと広がる。

企業も人も内部からも外部からに対してもまさに〝生き残り〞の時代のなか、常に自問し、

『諦めない精神』をモットーにしているのがシステムセンターである。守りと攻めを巧みに

織り込んだ企業の成長戦略を強烈に描き、リーダーシップをみせる同社のトップは語る。

「企業も人もどんなピンチの時でも必ず糸口が見つかるもの。それには『絶対に諦めない』こと。

スポーツもそうで点を取られ負けているチームでも最後の最後まで諦めなければ逆転できる

チャンスが、必ず一瞬生まれる。

その逆に油断や諦めの気が入れば勝つべき試合も間違いなく負けてしまう」

成長戦略の具体的なイメージと、このやり方でいいのか? 

と常に自問し改善していく素直な心が勝ち残りの必須条件であると気を込める。

『絶対に諦めない』││何事をも動かす底力がそこにはある。

「財界」2021. 9. 8号

〝ほうれんそう〞

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

「安心できる幹部や社員は、ほうれんそうがうまいし、その大切さをよく理解している。

言動が的を射ており話すタイミングと内容もコンパクトに凝縮されている。もうひとつ、

ほうれんそうが重要なのは、お互い同士の力を、気持ちを、悩みを、仕事のカベを分かち合い

そして現在進行形の情報共有という安心感と自分の方向軸の確認ができること。

それは人の組織を強固にし、組織の〝スピード〞をも生むものです」(髙松氏)

このような姿勢は同社の社員に共通しており、一人ひとりの人間に対する信頼の想いがベースに

あるように感じられる。

いつの間にか社会には「利害」に傾斜した「ギブ・アンド・テイク」の風潮が広がりつつあるが、

バーチャルでなく生身の人と人の会話から生まれる〝エネルギー〞や〝癒し〞といった力を

貴重なものと捉え、それを経営推進の基調とするのがシステムセンターである。いいかえれば

「言霊のキャッチボール」や「人情」が同社を社会にとって必要かつ必然の存在としていくような、

共同体の風土をつくっているのである。