「財界」2022. 7. 20号
人の和の力
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
他社とはまた違った特徴を会社の強い武器にするには?
古来からの木造建築に仮託してこういう金言がある。
《塔組みは木組み/木組みは、木のくせ組み/木のくせ組みは、人組み/人組みは、
人の心組み/人の心組みは、棟とう梁りょうの工人への思いやり/工人の非を責めず、
己れの不徳を思え》「塔組み」を「会社組織」におきかえれば、木造建築の一本一本の
木材の組み合わせが組織の一人ひとりの組み合わせと同じであるのが分かる。
「良材とくせ木を選り分けて用いるのでなく、真っすぐな人間と癖のある人間とを
うまく競わせ組み合わせていく。つまり、いろんなタイプの人材を組織の中で活かす。
それぞれの違いを受け入れ調和させることにより、より深い味わいを引き出す人の
〝和〞の力によって、組織に厚みと特徴が出てくるのです」(髙松氏)
時には癖のある人材を組織の中で活かすことも、経営トップの力量でありトップが
取るべき方策である。
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「財界」2022. 7. 6号
逃げない こびない ごまかさない
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
名古屋に本社を置くシステムセンターは、「コンピュータ経営資源供給企業」として
その高い技術力と信頼性を強い基盤としている。
同社の強さの秘密を解く鍵は髙松氏の『逃げない、こびない、ごまかさない』という
精神にあるようだ。しかもこの精神が会社の根底にぶれることもなく脈々と根付いている。
取引先に対し正直な対応をするということから非常に大きな信頼を得、
安心感を与え仕事の依頼が増えていく。
その反面、相手が取引先であっても自分が正直な姿勢を貫いているという確固たる信念の下、
決しておもねることなく、譲ることのできない一線を守ることにより、取引先との
〝真剣味ある絆〞を維持している。
これがともすれば取引先の意向に押しつぶされていく企業が多い中で、
同社が健全な経営を押し進めていく原動力となっている。
また、髙松氏は社員一人ひとりがそれぞれのポジションで全力を尽くせる環境作り、
人の温もりと血のかよった強い組織作りにも注力している。
『逃げない こびない ごまかさない』―同社の非凡にして愚直な信条である。
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