「財界」2014.6.24号
〝自分〞という絶対的な
座標軸が、生きる決め手
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
大きな転換期にある日本。
これほどまでに不確実な時代の中で確実なものは見当たらない。
人生の時間は有限であると強く感じる時代である。
ならば有意義に人は生きねばならないが頼るべき情報はどこにあるのか。
世界中を様々な情報が駆けめぐっているがそれに振り回され、
あるいは付和雷同していては何も決めることができない。
競争者は無数にいる。
必要な情報を的確に迅速に取り込み、それに従って決然と行動するのが経営者だ。
だからこそ「多様な情報にふりまわされない
〝自分〞という絶対的な座標軸が重要なのである」(髙松氏)。
この座標軸とはあくまでも自分で築きあげた、ものさし、基準であるという点に強みがある。
世評や人気といったような他人を介入させるものでなく、浮世の表面的なこととは関係もなく、
自己の体験から生まれた独自の軸なので揺らぐことなく、自分を内側から支えてくれるものである。
絶対的な座標軸の存在がその人にとって生きるということの決め手にもなるのだ。
さらには、その人の下にある企業の命運をも決するのだ。
いかに多くの事を体験し、もまれ、苦しみ抜くか。
そんな中から自信や力強さが生まれてくる。
まさに〝自分という独自の軸〞がものをいう時代である。
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「財界」2014.6.10号
〝その一瞬〞にこそ、巻き返しのチャンスあり
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
情報システム環境がメインフレームによる集中処理から、
PC―LANによる分散処理へと急速に進歩していったように、
ネットワークに関連する新技術が続々と開発され続ける今日。
〝合理性とリスク〞〝拡張と消滅〞が背中あわせの時代に、
徒手空拳でのし上がってきたのがソフトウェア開発を手掛けるシステムセンター。
その特徴として挙げられるのは業務ノウハウ別またはシステム環境別に細分化し、
経済性や利便性、信頼性、生産性などの向上を追求しながら、
ユーザーの環境に応じてフレキシブルに対応できるようにした同社独自の体制づくりがある。
ユーザーが外部に求める〝資源〞を提供し、システムの高品質化や業務効率の向上、
TCOの低減などを実現する強力な武器となったものだ。
システムセンターがシステム技術者の確保、教育を一括して請け負い、
開発、運用・保守、運営管理は業務別に各グループが請け負うシステムとなっている。
また〝社長〞が〝天職〞という髙松氏の信念は〝その一瞬にこそ、巻き返しのチャンスあり〞̶だ。
「勝っている時は油断が生まれるが、負けている時にあきらめなければ、
必ず巻き返しのチャンスが一瞬生まれる。
その一瞬をものにするかしないかが勝負を分ける。企業においても、
個人一人の生き方においても同じことがいえます」(髙松氏)
それは、波乱の半生を歩んできた髙松氏の哲学の反映かもしれない。
自己革新という共通使命の積極的な推進こそ、同社躍進の秘訣といえそうだ。
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