「財界」2011.07.19号

勝負は善戦しても駄目、勝たなあかん

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

企業間競争の土俵は世界へと広がり、企業は優勝劣敗の法則の下で

「生き残り」をかけて闘う時代の只中に身を置いている。

ライバル企業が、あるいは外資が虎視眈々と経営権を奪おうと狙っている。

企業は自己を防衛するだけでなく競争に勝ち抜いていかねばならない。

まさに何でもありの土俵で「緊張感」ある経営を迫られている。

こんな時代の中、守りと攻めを巧みに織り混ぜた成長戦略を定め、

個性的リーダーシップを発揮して企業経営に当たっているのが

システムセンターの髙松修身氏である。

そのモットーは、「常に自問し諦めない精神」である。

「企業であれ、人であれ、どんなピンチの時でも必ずそれを乗り越える糸口は見つかるもの。

それには絶対に諦めない事。

いくら点を取られ負けているチームでも最後の最後まで諦めなければ、逆転できる。

その逆に油断や安心、諦めの気持ちが入れば、

いくら勝っていても逆転され負けてしまう」(同氏)

成長戦略を具体的にイメージし、このやり方でいいのか?

と常に自問し改善していく素直な心が勝ち残りの必須条件である。

絶対に〞諦めない〞強い信念と「チャレンジ」し続ける精神力を

常に持った企業や人だけが生き残れる時代である。

鹿児島のお茶の産地、知覧後岳で生産された深蒸し茶「髙月」

あっさりと飲みやすい新ブランド、芋焼酎の「髙月」。(左)720ml,(中央)18L,(右)4.5L

「財界」2011.07.5号

もてなしの精神、頭でなく心で感じろ

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

毎日がストレスと時間と体力との戦い。

何事にも優先順位をつけ合理的に算段する現代社会では人と会い、

費やす時間も自ずと限られてくる。

しかし、いかに多忙でも、この人とは会いたい、

時間をなんとか作って話したい、と思わせる経営者がいる。

こちらの心を見透かされているとわかっていながらも、

心洗われる気持ちにする男、それがシステムセンターの髙松修身氏である。

同氏は苦労人である。夢を大きく持ち続けている。

明るくめげない。時間に厳しい。スパッとした気風と決断力をかねそなえている。

「頭でなく〝心で〞」とよく言う。

髙松氏の〝心で〞という言葉には汲めども尽きない泉のような深い含蓄がある。

「人が観ていなくてもまた、義務や理屈でもなく〝心で〞感じ

その人のために今何ができるのか常に自問する」(髙松氏)

真っ向から相手のためにもてなしの精神で体当たりする髙松氏。

何か人と違ったマネのできない破天荒ぶりも人を魅了し、胸襟を自然に開かせる。

頭で考えるだけなら、できない言動も〝心で〞だからこそ生まれるのか……。

野性味にあふれ、直感の鋭さを身上とする髙松氏のDNAは

システムセンターの社員一人ひとりに確実に浸透していっている。