「財界」2010.7.20号

愚直とも見える正政法で一歩ずつ前進既存秩序に風穴をあける

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

一社一社の企業のトップの力量が厳しく問われる時代である。そんな中、「統治というものは、個々の人の幸せをテーマにしていなければならない」とは、システムセンターの髙松修身社長。「人の一生は、重荷を負ひて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。不自由を常に思えば不足なし、心に望み起こらば困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事長久の基、怒りを敵と思へ。勝つことばかり知りて負くる事を知らざれば害その身に至る。おのれを責めて人を責めるな、及ばざるは過ぎたるにまされり」とは徳川家康の遺訓で、彼の人生観や人間像を読み取ることができる。
「及ばざるは過ぎたるにまされり」というのは、幸せは分にありということであり、満足を知れということである。それを基本とした統治。結局は同社長もそこにいたるのである。人の幸せをベースに各人に「自分の分を知れ」「愚直に少しずつでも前へ進め」と。さらに、自分にも言いきかせ”一日一日を丁寧に生きている”そんな男の背中を見せる経営者である。

アッサリと飲みやすい新ブランド、芋焼酎の「髙月」(たかつき)

「一般酒類販売免許」を取得したシステムセンターは

5万7000種類の酒類をシステム化されたネットワークで展開。

「財界」2010.7.6号

人を使うのではない
人を作っていくのが真の経営道

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

今の時代。ITが社会に根深く浸透し、それは便利で合理的。

しかも瞬時に大量の情報が出たり入ったり。

それでいて血が通わない、何かが失われていると痛感することが多い。

バーチャルな時代、企業も人のにおい、ぬくもりを感じさせない。閉ざされている。

もう一度、人としての心の本質を見つめることが、

現代には大切になっているのではないか。

「本物技術」の追求をテーマに、スキルアップした一人ひとりの

人間力と一糸乱れぬ盤石な組織力を誇るシステムセンターは、

名古屋のど真ん中に本社の陣を布く。

その陣頭に立つ髙松修身社長は、礼儀と率直さを基調とした真剣勝負の毎日だ。

なぜなら、トップの求心力こそがまさに、ものを言う時代であるからだ。

ではいったい、社員の心をトップに集中させるため、

核となる経営者は日々、何を実践するべきか。

「それは人の価値作り、その人の持っている真の価値作りに

経営資源を注ぎ、一人ひとりを良き方向へ脱皮させ、

心を感じることのできるリーダーを育てること。

人生の目標と夢を持てる人の集まりとすること」(髙松社長)。

言い換えれば、社員一人ひとりが持っているはずの率直な心と能力を

開発していくこと-これこそが、経営者の仕事であるという。

「経営は人を使うことではなく、人を作っていくこと」という発想が根底にあるのだ。

経営の中に道を作り、経営道を完成させること。

システムセンターのチャレンジは今日も続く。

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「一般酒類販売免許」を取得したシステムセンターは

5万7000種類の酒類をシステム化されたネットワークで展開。