「財界」2015.10.20号

 「いざ」という時にその人の真の姿が見える
〝逃げない、こびない、ごまかさない〞

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

一日一生、日々重大な決断に直面しながら一刀両断の覚悟をもって行動、

磐石な組織を維持しているのがシステムセンターである。

髙松氏は企業理念として『企業たるもの利益の追求は当然ながら、

組織とは自己の能力を高め合う場でなくてはならない、

一人ひとりが高い目標を掲げ楽しく幸せに向上していかなければならない』としている。

仕事の技術やスキルの向上もそうだが心構えや心の持ちようも大いに大切と考えている。

目先の利益のみを追うのではない。

「鼎かなえの軽重を問われて初めてその人の価値が分かるものである」(髙松氏)。

通常では分からないが〝いざ〞という時にその人の真の姿が見えるという事。

その時のために会社も自己も鍛えねばならない。

さらに〝逃げない、こびない、ごまかさない〞̶̶そういう人の集まった組織へと同社を築き上げている。

同氏の洞察力はすごみさえ感じられる。また、人の話をよく聞き理解しようと努力する。

時おりユーモアの中にも刺激ある言葉で相手を共感させる力もみせる。

その力が同社を強くし若手起業家から兄事される由縁である。

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「財界」2015.10.6号

『考えるな! 感じろ!』

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

毎日がストレスと時間と体力との戦い。

優先順位をつけ合理的に算段する現代社会。

人と会い費やす時間も自ずと制限されてしまう。

いかに多忙でもこの人とは会いたい、時間をなんとか作って話したいと思える経営者がいる。

こちらの心を見透かされながらも心洗われる気持ちにする男が、システムセンターの髙松氏である。

同氏は苦労人である。夢を大きく持ち続けている。

明るくめげない。時間に厳しい。スパッとした気風と決断力をかねそなえている。

「頭でなく〝心で〞」とよく言う。その〝心で〞とは、近頃の基準でいえばむずかしい。

しかし、味読すれば汲めども尽きない泉のような深い含蓄がある。

「人が観ていなくても、また義務や理屈でもなく〝心で〞感じ

その人のために今何ができるのか常に自問した」(髙松氏)

計算で当とう意い 即そく妙みょうを見せつけるのでなく、

文字通り真裸になり、相手のためにもてなしの精神で体当たりする。

何か人と違ったマネのできない破天荒ぶりが人を魅了し開襟させるのだ。

まさに、『考えるな! 感じろ!』である。

言葉では説明しがたい〝もてなしの精神〞、マニュアルやテキストに頼るのではなく、

野性味ある直感の鋭さも武器とする同社のDNAは、社員一人ひとりにも伝わっていくのである。

 

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