「財界」2010.9.7号
失敗したり批判を浴びても「ピンチはチャンス」
人の”心のヒダ”にはデジタルなITだけでは決して入り込めないものです
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
「生きものの細胞組織も会社の組織も同じで、
悪いウィルスにでも、良いウィルスにでもどちらにも周りが感染する。
がんばる人がいれば、周りも感化され、影響される。
人、一人ひとりの存在と影響(感染)を
とても重要視するのがシステムセンターの髙松修身社長だ。
その洞察力、先読みの鋭さには動物的本能とカンピューターをも感じとれる。
「北京で一羽の蝶々が羽ばたくと、ニューヨークでハリケーンが生じる」とは
複雑系の理論、カオス理論でよく語られるたとえ話だが、
蝶々の羽ばたきというごくわずかな気流の乱れが巨大な嵐を引き起こす。
すなわち、ミクロの”ゆらぎ”が予想をはるかに超えた
ミクロの変化をもたらすという意味である。
一人ひとりの強い結束と前向きなスタンスはもちろんのこと、
人の良さを引き出し自信を持たせるには、
”心のヒダ”まで入り込まねばダメだと同社長は力説する。
それは一人の影響力をとても重視するからこそである。
ユビキタス社会を迎えて大きな転換期にある日本。
これを乗り切るためには、発想の転換とそれを行動に移して
成果を上げさせていくためのマネジメントが必要である。
いかに時代が千変万化しようと、それの根幹はなんといっても一人ひとりの力である。
あっさりと飲みやすい新ブランド、芋焼酎の「髙月」(たかつき)とオリジナルの焼酎カップ。
「一般酒類販売免許」を取得したシステムセンターは
5万7000種類の酒類をシステム化されたネットワークで展開。