「財界」2010.2.23号

裸一貫からスタート、大手とまっ向勝負するには徹底した〝教育〞しかなかった

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu Osami

バーチャル世代、まさに無機質社会のまっただ中。
だからこそ〝人〞にかえり、〝人〞の教育と〝技術〞の向上に
注力するシステムセンターがある。

コンピュータのソフトウエア開発とSE技術者派遣を手掛けるシステムセンター。

昭和61年、名古屋で創業し、東京本部であるニューオータニビジネスコートの

一角から関東以北をにらみつつ、大阪、さらに上海へと展開した。

創業社長の髙松修身氏は語る。

「〝人〞が財産であるこの業界では、技術者の人材育成が

もっとも重要なテーマであることは言うまでもない」

システムセンターの強みは〝人間力〞、そして忘れてならないのが圧倒的な

〝技術者のレベルの高さ〞にあり、これがコーポレートカラーでもある。

技術力はもちろんのこと、マナーなども含めての総合力で生まれる優位性。

システムセンターの社員の対応のよさ、マナーのよさは広く知られており、

スピードと効率を心得て、間然とするところがない。

スタッフの最新の知識や技術力はいうに及ばず、はきはきとした態度やあいさつの徹底、

きちんとした敬語の使い方など、すぐれた教育がなされていることには定評がある。

その力を引き出すのは、論理を越えた感性や感動をもうかがわせる髙松氏の生き方そのものにある。

「財界」2010.2.9号

人間の価値を決める基準は”誠実さ”

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu Osami

システムセンターの最前線で常に陣頭指揮を執り、

同社を拡大・発展させてきた髙松社長は「人」を大切にし、

「礼」に報いる「心」の経営姿勢を徹底的に貫いてきた。

「人間の価値は、”誠実”さにあると考えます。

卑しくないこと。謙虚であること。真面目であること。

すべて”誠実”さに通じると思います。

例えば、苦情をうけたとき誠実さをもち対応すれば

「縁がむすばれる好機」へと進展します。

必ず、一つの機会として活きてくるのです。」(髙松社長)

その結果、社員一人ひとりがやる気と素直さを持って自らの目標、

ハードルを高く掲げ仕事に注力していける。

社員全員が <自己革新を共通使命とする> ことから、

同社ならではの人づくりが始まる。

その自己革新という共通使命の積極的な推進が重要であるようだ。

自己革新による人材育成と、エキスパートとの相乗効果が、組織を結束させた。

その根底に流れるトップの経営理念が、同社躍進の大きな牽引力である。