「財界」2016.2.23号

常に自問し、絶対に諦めない精神

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

〝緊張感〞のある時代である。

投資家集団が経営権をつかもうという動きがますます活発になってきた。

これらの動きをやりやすくしているのがディスクロージャー、

つまり財務諸表の公開・透明度のアップである。

企業間競争の土俵は世界へと広がり企業価値が外部から見ても

判断しやすくなることで日本企業も狙われやすくなった。

企業も人も内部からも外部からに対してもまさに〝生き残り〞の時代のなか、

「常に自問し、諦めない精神」をモットーにしているのがシステムセンターである。

守りと攻めを巧みに織り込んだ企業の成長戦略を強烈に描き、

リーダーシップをみせる同社のトップは語る。

「企業も人もどんなピンチの時でも必ず糸口が見つかるもの。それには絶対に諦めないこと。

スポーツもそうで点を取られ負けているチームでも最後の最後まで諦めなければ逆転できる。

その逆に油断や諦めの気が入れば勝てる試合も逆転され負けてしまう」

成長戦略の具体的なイメージと、このやり方でいいのか?

と常に自問し改善していく素直な心が勝ち残りの必須条件であると気を込める。

『絶対に諦めない』――― 何事をも動かす底力がそこにはある。

160223

「財界」2016.2.9号

すぐやる、必ずやる、出来るまでやる
人生は決断と覚悟の連続

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

日本経済にほんの少しだが一部明るい兆しが出てきた。

しかし、大企業と中小企業の格差は広がり、

企業間の優劣が覆い隠せないほど歴然と表れる時代となった。

新しい時代を迎え各個人がしっかりと身を守り鍛え

「一人ひとりに何ができるのか」というテーマに対峙している。

企業経営を通して自分は社会にどんな貢献ができるか。

常に自問を続けるシステムセンターの髙松氏は、「決断と覚悟」の連続の中で生きてきた。

今日本に〝勝負〞の兆しが出てきたからこそ「決断と覚悟」が必要だと語る。

理想を求めて身を張って生きる。常に緊張感を持ち続ける人生である。

同氏は経営について大学や専門学校に入り師について学んだというのではない。

学友や仲間と意見や考えを出し合って相互啓発をしてきたというのでもない。

すべて独学だ。

「わたしには完成形はないのです。だから自分で考え続けなければならないところで生きてきた。

信条は〝すぐやる、必ずやる、出来るまでやる〞です」(髙松氏)

同氏の生き様には今がある。

ムーブメントにはスタイルがある。

けっして〝ぬるい〞生き方からは発生しない圧倒的なエネルギーは、内からのフィロソフィーの噴出である。

しかし、そこには必ず〝想いやり〞が同席しているのである。

160209