「財界」2020.7. 22号
〝一瞬の勝敗〞
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
〝合理性とリスク〞〝拡張と消滅〞が背中あわせの時代に、徒手空拳でのし上がってきたのが
ソフトウェア開発を手掛けるシステムセンターだ。その特徴として挙げられるのはシステム環境別に
細分化し、生産性などの向上を追求しながら、ユーザーの環境に応じて瞬時に対応できるようにした
同社独自の体制づくりがある。
また〝社長〞が〝天職〞という髙松氏の信念は〝その一瞬にこそ、巻き返しのチャンスあり〞。
「勝っている時は油断が生まれるが、負けている時にあきらめなければ、必ず巻き返しのチャンス
がほんの一瞬だけ生まれる。そのほんの一瞬をものにするかしないかが勝負を分ける。
成功と失敗を分けるのは、紙一重の差しかない。企業においても、個人一人の生き方においても
まったく同じことがいえます」(髙松氏)
ほんの〝一瞬の勝敗〞
それは、波乱の半生を歩んできた髙松氏の生き方の反映かもしれない。
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「財界」2020. 7. 8号
理念を濁らせることなく
〝人生目標と夢”をもてる集団にしたい
システムセンター社長
髙松 修身
Takamatsu Osami
今の時代を生き感じることはIT社会の便利さと合理性。
それでいて人と人のつながりは希薄化し、何かが失われていると痛感する現代。今一度、
人としての心の本質を見つめることが現代にはとても大切な問題ではないだろうか――。
「本物技術」の追求をテーマに、一人ひとりの“人間力”と一糸乱れぬ盤石な“組織力”を誇る
システムセンターは、名古屋のど真ん中に本社の陣を敷く。
礼儀と素直さを基調とした真剣勝負の毎日は、筆舌に尽くしがたいが、ただ一つ言えることは
“輝いて生き生きしている会社”であるということだ。「強い会社にするには心を感じる事ができる
トップの生き様・姿を見て人の和ができ、良き方向へ脱皮していく。その結果人生目標と、夢を
もてる人の集まりになっていく」(髙松氏)
確かに人と人、企業と企業も、計算ずくでつき合うだけで、そこに誠実さが欠ければメッキが
はがれるのは時間の問題である。
なぜ“輝き生き生きしている会社”であり続けられるのか?
今後も注目していきたい企業である。
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