「財界」2014.10.21号

人づくりこそ企業の最大の責務である

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

人材育成のためには「あらゆる投資をおしまない」。

これがコンピュータシステム関連アウトソーシングを手掛けるシステムセンターの人材戦略の根源だ。

顧客に信頼される人材の育成こそ企業競争力の源泉。

同社であれば優秀な技術者育成に力を注ぐことこそ成長の要諦となる。

同社がもつ他社にない理念もそこから生まれる。

「新時代の技術者集団創りは顧客の信頼を高めるための投資である」(髙松氏)

1986年名古屋で創業しバブル経済崩壊をものともせず、

東海地区から東京、大阪、中国・上海にも進出し今や世界をにらむ眼をもつ。

だが創業はたった8名からスタートだった。

その陣頭指揮をとりつづけているのが髙松氏である。

「新時代はソリューションがテーマだ。

今までの技術やノウハウだけでなく、

たゆまざる問題発見と解決策が提案できてこそ時代が求める技術者だ」(髙松氏)

そのためには特にIT技術を含め新時代の技術習得と技術者能力の開発が大切であり、

プロ技術者集団の育成にあらゆる投資を集中し顧客の期待に応えてこそ企業競争力は高まる。

技術の前に人があり、人の成長があってこそ技術力の成長がある。

それこそシステムセンターが他社に群を抜いて成長してきた秘訣であり、守るべき理念だと言えるだろう。

「財界」2014.10.7号

職場は「人生の道場」 仕事は人格

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

情報管理体制は万全であろうか?

セキュリティシステムやハード面だけにどれだけ注力しても、

それを運用する人間の教育と管理の徹底した並行対策が行われない限り情報の漏洩は絶対に防げない。

その危険から企業や人を守るためには、ハード面だけでなく

〝ソフト面〞すなわち「人」の教育と管理の追求が最重要にして不可欠である。

人の心のひだにまで届く関係、組織を誇るのがシステムセンターである。

社員一人ひとりが「職場は人生の道場」「仕事は人格」という認識を強く実感しており

お互い切磋琢磨しパワーがよりふくらむゆえに、

盤根錯節をものりこえて解決していく利器として、組織力、人間力をもつ。

「職場は給料をもらうだけではない自己を成長させる場。

自己の創造は生き方の追求から生まれる。

そういう根本、人の最も基本であるものを大切にできる組織にしたい」(髙松氏)

こうしたトップの志向を深きところにある根として、幹は成長、葉は繁る。同社はそういう会社である。