「財界」2012.11.13号

人間の価値を決める基準は“誠実さ”

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

システムセンターの最前線で常に陣頭指揮を執り、同社を発展させてきた髙松氏は

「人」を大切にし、「礼」に報いる「心」の経営姿勢を徹底的に貫いてきた。

「人間の価値は、“誠実”さにあると考えます。

卑しくないこと。謙虚であること。

真面目であること。すべて“誠実”さに通じると思います。

例えば、苦情をうけたとき誠実さをもち対応すれば『縁がむすばれる好機』へと進展します。

必ず、一つの機会として活きてくるのです」(髙松氏)

その結果、社員一人ひとりがやる気と素直さを持って自らの目標、

ハードルを高く掲げ仕事に注力していける。

社員に誠実、誠意を尽くせと求めるのは、それが社員個々の自己革新に直結するからである。

さらにその自己革新が集積すれば、その力は大河となって会社を揺り動かす。

自己革新による人材育成と、エキスパートとの相乗効果が、組織を結束させる。

その根底に流れるトップの経営理念こそ、同社躍進の大きな牽引力である。