「財界」2011.02.08号

「人間味」と「技術力」の結合が生む信頼

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

2011年は世界的にもお金や技術、力というこれまでの価値観を転換し、

人間の叡智を回復することが決め手となっていくであろう。

この点では経済の豊かさだけでは本来の幸せにはならないことを

深く体験した日本だからこそ、開ける道がある。

現実を生み出す基にある「心や志」の働きの重要さを

再確認することが本当の出発点だろう。

現代社会のキーワードの一つとして〝自己責任〞という言葉が強調される。

企業も個人も自らの力で我が身を守る時代を迎えた、ということである。

「そういう時代に、人を引きつけるのは、琴線に触れ、

ホロッとさせる人情の厚さ、そしてその〝生き様〞にあるだろう。

何よりも、誰に対しても自分が正しいと思った時は、絶対に〝バック〞しない」。

これはシステムセンター、髙松修身氏の確乎不抜な生き様である。

さらにつけ加えれば「人間味」と「技術力」をさらに成長させ、

各コンピュータ技術と設計技術が有機的に結合される

複合技術(マルチエンジニアリング)開発を確立させる、

周到な発想による経営戦略に基づく進展が根底にあることが分かる。

「人間味と技術力」の融合の追求が顧客に「信頼」され続ける秘密のようにも見える。

名古屋中心地にあるシステムセンターのもてなしと、いやしの空間。和食と「髙月」でもてなしてくれる。