「財界」2014.7.22号

日本古来からの〝道(どう)〞の精神で
自ら道を切り開け!

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

世界経済の大変動、日本においても産業再編成の波が大きく押し寄せようとしているが、

時代の流れに一喜一憂せず、翻弄されず、自助努力の効く会社にならないといけない。

外柔内剛、鎧袖一触、根はしっかりと太く強く伸びている会社を目指すシステムセンターは

高い技術力、スキルアップに注力してきた。

同社の髙松氏は「人の適性を見誤ってはどんなに優れた人材でも活かすことができない。

それを見極める管理職の責任は重大である。

人生は自己責任。

不満の原因は我にあり。

人生は待ってたらあかん自ら道を切り開け」と手厳しい。

最重要にして不可欠である「人」の教育が明暗を分ける時代である。

また「みち」という言葉を好みよく使うのが同氏。

「道」とは仁道であり、商道であり、武士道である。

人として守るべき道、企業人として精励すべき道、武士として恥じざる道。

いずれも現代人が軽視し省みること少なくなった日本人古来の美徳である。

有為の若い人を選び彼らを会社の基礎となして脇を固め、

そして頂点には「道」の深い意義を知りそれを実践する行動力を備えたトップ層がいる。

「みち」という深い意味を根底におき「高い技術」と「志」のマッチングが

システムセンターの神髄でもある。

「道無き道」をゆく同社はオールドベンチャーの雄として、また新たなみちを開いていく。

「財界」2014.7.8号

理念を濁らせることなく
人生目標と夢をもてる集団にしたい

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

今の時代を生き感じることはIT社会の便利さと合理性。

しかも瞬時に大量の情報に接することができる。

それでいて人と人のつながりは希薄化し、何かが失われていると痛感する現代。

バーチャルな時代。現実と空想。人とロボット。

人の匂いを感じさせない閉ざされた大企業。

今一度、人としての心の本質を見つめることが現代にはとても大切な問題ではないだろうか――。

「本物技術」の追求をテーマに、スキルアップし一人ひとりの〝人間力〞と

一糸乱れぬ盤石な〝組織力〞を誇るシステムセンターは、名古屋のど真ん中に本社の陣を敷く。

その陣を束ねる髙松氏は、一日一生、日々を戦にみたて気を吐く。

礼儀と素直さを基調とした真剣勝負の毎日は、緊褌一番、筆舌に尽くしがたいが、

ただ一つ言えることは〝輝いて生き生きしている会社〞であるということだ。

「人が集まって仕事をし、組織ができ会社も育つ。

強い会社にするには心を感じる事ができるトップの生き様・姿を見て

素直な社員がついていき、良き方向へ脱皮していく。

その結果人生目標と、夢をもてる人の集まりになっていく」(髙松氏)

確かに人と人、企業と企業も、計算ずくでつき合うだけで、

そこに誠実さが欠ければメッキがはがれるのは時間の問題である。

トップのカジ取り、教育、理念、生き様というものが社員に与える影響はとても大きい。

なぜ〝輝き生き生きしている会社〞であり続けられるのか?

今後も注目し追求していきたい企業のひとつである。