「財界」2021. 11.17号

職場は『人生の道場』

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

個人情報の漏洩は企業の信頼失墜と大きなコスト増へとつながる。

セキュリティシステムやハード面だけにどれだけ注力しても、それを運用する人間の教育と

管理の徹底した並行対策が行われない限り情報の漏洩は絶対に防げない。その危険から企業や

人を守るためには、ハード面だけでなく〝ソフト面〞すなわち「人」の教育と管理責任の追求が

最重要不可欠である。

人の心のひだにまで届く関係、組織を誇るのがシステムセンターである。社員一人ひとりが

「仕事は人格」という認識を強く実感しており、お互い切磋琢磨しパワーがよりふくらむゆえに、

盤ばん根こん錯さく節せつをものりこえて解決していく組織力、人間力をもつ。

「職場は『人生の道場』、職場は自己を成長させる場。企業は『社会の公器』です」(髙松氏)と、

皮膚感覚に感じさせるこのトップの言葉はいつも五臓六腑にも染み渡る。


「財界」2021. 11. 2号

決断と覚悟

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

大企業と中小企業の格差は広がり、企業間の優劣が覆い隠せないほど歴然と表れる時代となった。

新しい時代を迎え各個人がしっかりと身を守り鍛え「一人ひとりに何ができるのか」という

テーマに対峙している。

企業経営を通して自分は社会にどんな貢献ができるか。

常に自問を続けるシステムセンターの髙松氏は、「決断と覚悟」の連続の中で生きてきた。

理想を求めて身を張って生きる。常に緊張感を持ち続ける人生である。同氏は経営について

大学や専門学校に入り師について学んだというのではない。学友や仲間と意見や考えを出し合って

相互啓発をしてきたというのでもない。すべて独学だ。

「わたしには完成形はないのです。だから自分で考え続けなければならないところで生きてきた。

信条は〝すぐやる、必ずやる、できるまでやる〞です」(髙松氏)

その生き様には今がある。ムーブメントにはスタイルがある。

けっして〝ぬるい〞生き方からは発生しない圧倒的なエネルギーは、内からのフィロソフィーの

噴出である。

しかし、そこには必ず〝想いやり〞が同席しているのである。