「財界」2021. 4. 21号

才能は有限︑努力は無限

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

「信念の人」「夢は広がる」――この二つの言葉を真剣に実践する経営者、それがシステムセンターの

髙松氏だ。本社を名古屋市中区栄のど真ん中に配し、立ち上げ当時の経営のきびしい時代をも

戦闘的に乗りこえてきた。設立以来、効率的な経営を心がけ、売上増とコストダウンの攻めと守りを

同時に行う経営に絶妙の冴えを発揮してきた。

「才能は有限だ。しかし努力は無限だ」という言葉を自ら拳々服膺している。

また、常に高い意識を持ち社会や社員にできるだけ近づく。つまり痛みが判り、思いやりを持ち、

勝ち負けよりも、あるいは損得よりも、社会と人にとって何が是か非かを常に自問する。

「人」を大切にし「礼」に報いる「心」の経営を徹底的に貫いてきた。結果、社員の定着率の高い

「フラットでオープン」な組織が創られた。

社員一人ひとりがやる気と素直さを持って自らの目標のハードルを高く揚げ、仕事に注力できる環境を

築きあげたのだ。

創意工夫の経営がこれからも続く。

「財界」2021. 4. 7号

〝組織力〞〝スピード〞〝連絡〞

システムセンター社長
髙松 修身

Takamatsu  Osami

〝信頼できる〞――――この思いを人は、どういう時に強く感じるのだろうか。

ビジネスマンが人と人との仕事を通して〝信頼できる人〞だ〝信頼できる会社〞だと実感し、

安心してビジネス交流を続けてゆける第一条件とは何だろうか。やはり〝信頼できる〞基本は

「時間」に正確であることだろう。対応が素早く、いつでもどこでも必ず担当者と遅滞なく連絡が

とれるということだ。決して会社のブランドや規模の大小ではない。

この事においてシステムセンターを例に挙げるのは、徹底した時間厳守を基本姿勢としているからだ。

筆者と同社との、この二十六年間において一度もアポイントメントや仕事上での進行日程を、同社が

守れなかったという体験がない。細かな事柄でも必ず瞬時に返事や回答が返ってくる。

スピードがあり活気に満ちた対応をしてくれる。連絡においても繋がらなかったことはない。

具体的には、重要な会議中であろうが社内にいる時は電話中、来客中でない限り電話口にでる。

〝相手に対する礼〞へのこだわりは社員教育で徹底され、全社員の行動にゆきわたっている。

「良きリーダーと彼に心酔する同伴者(社員)」がいる、目を見張る強い組織力を感じる会社である。